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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.10.08 11:30
更新日: 2018.10.23 20:22

WRC:トヨタ、ラリーGBで逆転優勝逃すも2台が表彰台。チームランキングでのリード拡大

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、ラリーGBで逆転優勝逃すも2台が表彰台。チームランキングでのリード拡大

 10月7日に行われたWRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGB。このイベントに3台のトヨタ・ヤリスWRCを投入したTOYOTA GAZOO Racing WRTは、ヤリ-マティ・ラトバラが総合2位、エサペッカ・ラッピが総合3位とダブルポディウムを獲得する結果となった。

 ラリーGB競技最終日のデイ4はウェールズ北部の森林地帯で3SS、同じく北部スランディドノの海岸沿いを舞台に2SSの計5SSで争われた。このうちスランディドノが舞台のステージはグラベル(未舗装路)ではなく、ターマック(舗装路)で争われた。

 前日、総合首位のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)と4.4秒差の総合2番手につけていたラトバラは、デイ4最初のステージであるSS19でステージ2位に入り、ギャップを1.7秒に短縮。続くSS20ではステージ優勝を飾り、3.6秒リードでトップに浮上した。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 しかし、続くSS21〜23ではオジエが連続でトップタイムを刻んで逆転。最終的にラトバラは10.6秒差の総合2位でラリーを終えた。

 総合3番手でスタートしたラッピはSS19でトップタイムを記録するなど活躍し、総合4位と35.3秒差の総合3位を獲得。ラリー・フィンランドから続くチームのダブルポディウム獲得に貢献した。

 前日、ラジエータートラブルでデイリタイアしたオット・タナクはメカニックの手によりマシンが修復されたためデイ4に出走。ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージのSS20ではステージ2位に入り、ドライバーズランキングで貴重な4ポイントを持ち帰った。最終リザルトは総合19位だった。

 ラトバラとラッピが揃って表彰台を獲得したことで、トヨタはマニュファクチャラーズランキングでのリードをさらに拡大。ランキング2位のヒュンダイとの差を20ポイントとしている。

 ドライバーズランキングでは、タナクが3位に後退したものの、トップのティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とは21ポイント差。シリーズ残り2戦での逆転戴冠に望みをつないだ。

■「今回に関してはオジエのほうが一枚上手だったようだ」とトミ・マキネン


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