WRC世界ラリー選手権第12戦スペインは10月26日、SS2〜7が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。
■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合7番手
「今日は(出走順が早く)“掃除役”としての仕事が多くてタフな1日だった。できることはすべてトライしたけど、トップ争いに加わるのは難しかった」
「今日、集団から抜け出せたのは(総合首位の)オット(タナク/トヨタ・ヤリスWRC)だけだ。彼は信じられないタイムをたたき出したよね!」
「僕たちも全力を尽くしたし、ミスも午前中に数秒ロスした程度のものだけだった。今朝はフルアタックできる状態ではなかったから、そこでさらに数秒ロスしてしまったかもしれない。だけど、その後は終日ハードにプッシュした」
「ポジティブな点は、僕たちが目指すべき総合2位のポジションから12秒しか離されていないことだね。明日はまったく違う戦いになるはずだよ」
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合3番手
「力強さを発揮できた1日だったけど。最後のSSでかなりタイムロスしてしまったのが残念だ。そうなることは望んでいなかったからね」
「でも、明日はまた新たな1日の始まりだ。(総合2番手との)ギャップもわずかだし、新たな戦いが始まるようなもの。確実に面白い展開となるだろうね」
「天候がチャレンジングなものになりそうだ。僕はウェールズ出身だからウエットコンディションには慣れているけど、ターマック(舗装路)でのウエットはあまり経験がない。だから、様子を見たいと思う」
「全体的に見ても僅差の争いだから、確実なことはなにもない。全力で戦うだけだ」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合11番手
「本当にタフな1日で、リズムに乗るのに苦労したよ。コースからそれずに、コーナーでスピードを維持するのに苦戦していた。何が問題なのか分かったから、午後は少しマシになったけど、サービスの後はできることはあまりなかった」
「(路面コンディションが変わる)明日は新たなラリーを戦うようなものだから、ターマックでいくらかいいタイムを出すことにフォーカスするつもりだ」