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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.12.19 18:38
更新日: 2018.12.19 18:53

ヤリスWRCでの参戦も。勝田貴元が臨む2019年TGRラリーチャレンジプログラム概要発表

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ラリー/WRC | ヤリスWRCでの参戦も。勝田貴元が臨む2019年TGRラリーチャレンジプログラム概要発表

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は12月19日、ラリー競技における若手ドライバーの支援を行う独自プログラム『TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム』の2019年活動概要を発表。参戦体制とともに育成ドライバーの勝田貴元が出場する計14戦を明らかにした。

 ラリー競技の最高峰であるWRC世界ラリー選手権へのドライバー輩出を目指すトヨタの若手ドライバー育成プログラム、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムは2015年に活動がスタート。トミ・マキネン率いるトミ・マキネン・レーシングの協力のもと、勝田、新井大輝、コドライバーの足立さやかがWRC2などに参戦してスキルを磨いてきた。

 そんなプログラムは18年9月、本格的なWRCへのステップアップを図る目的で、同年の第2戦スウェーデンでWRC2初優勝を挙げた勝田を唯一の育成プログラムドライバーに選出。19年はより多くのラリーに出場し、ドライバーの成長につなげるプログラムとすることをアナウンスしていた。

 その19年シーズン、勝田は16年にコンビを組んでいたコドライバー、ダニエル・バリットとふたたびタッグを組みフォード・フィエスタR5でWRC2クラスへ参戦する。出場ラウンドは第3戦メキシコ、第14戦オーストラリアを除くWRCの計12ラウンドだ。

 また、WRCと並行して都合2戦のフィンランドラリー選手権への出場が決定しており、同シリーズではWRカーのトヨタ・ヤリスWRCをドライブするという。

「(17年から)2年間、コドライバーとしてともにハードな日々を過ごしてくれたマルコ(・サルミネン)に心から感謝しています。彼がいてくれたからこそ、ここまで来ることができました」と元パートナーに謝意を述べた勝田。

「19年シーズンからは16年にペアを組んだダニエル(・バリット)とふたたび組むことになりました。またともにラリーに挑むことを決めてくれたダニエルに、2年前と比べ自分がどう成長したかを見てもらうのが楽しみです」

「プログラムも強化され、これまで以上に厳しい世界が待っていますが、限界までやりきる覚悟とともに、さらに大きく成長できるという自信を持って臨みます」

「将来への準備という意味も含め、より一戦一戦を着実に、次につながるラリーを心がけます」と豊富を語った。

勝田貴元は2018年第2戦スウェーデンで日本人初のWRC2優勝を飾った
勝田貴元は2018年第2戦スウェーデンで日本人初のWRC2優勝を飾った


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