更新日: 2019.01.15 18:55
【動画】2019年新加入のミークがトヨタ・ヤリスWRCをテスト。「プライオリティは楽しむこと」
2019年シーズンからTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員となるクリス・ミークが、1月24~27日の第1戦モンテカルロに向けた事前テストを行った際の動画がトヨタとミシュランの公式YouTubeチャンネルで公開されている。
2018年前半までシトロエンのエースドライバーとしてWRCを戦ってきたミーク。しかし、マシントラブルなどによる度重なるクラッシュにより、シーズン途中でチームを放出されてしまう。
シトロエンとの契約打ち切り後、一時はラリー界と距離を置いてきたミークだったが、2018年10月にトヨタとの契約を発表。ヤリ-マティ・ラトバラ、オット・タナクとともに2019年シーズンへ挑む。
そんなミークが参加した事前テストの模様がYouTube上で2本公開されている。タイヤサプライヤーであるミシュランが公開しているものはトヨタ・ヤリスWRCの走りやオンボード映像を中心に構成されたもので、ミークがヤリスWRCを乗りこなしている様子がわかる。
トヨタが公開している動画はミークのコメントを中心に構成されており、このなかでミークは「心の底から欲しかったシート」とトヨタ加入の喜びを明かしている。
「今年、ドライバー市場には大きな動きがあった。この椅子取りゲームのなかで勝ち取った自分のポジションには満足しているよ。正直に言って、心の底から欲しかったシートだからね」
「僕のプライオリティは楽しむこと。短い休暇をとって、このスポーツから離れてみて、この2年間は自分が思うほどラリーを楽しめていなかったということに気がついたんだ。世界でも数少ない最高の仕事にもかかわらずね」
「最新のWRカーでラリーステージを走ることは最高の幸福感をもたらすはずなんだ。2015~16年には、その幸福感を味わいながら成績も残すことができた。楽しむことができれば、結果もついてくるはずだよ」
「トヨタ・ヤリスWRCをドライブするのは本当に楽しいよ。フィンランドでテストもしたし、今回はターマック(舗装路)でも初走行した。フィーリングもいいから、走ることを楽しみつつ、学習を進めていく。辛抱強くなって結果を待ちたい」