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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.02.17 11:48
更新日: 2019.03.07 18:20

WRC:トヨタ、2019年初優勝へ王手。タナクは「賢い走りで優勝に大きく近づいた」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、2019年初優勝へ王手。タナクは「賢い走りで優勝に大きく近づいた」

 2月16日に行われた2019年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンの競技3日目。この大会に3台のワークスマシンを送り込んでいるTOYOTA GAZOO Racing WRTは、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が首位に浮上し、シーズン初優勝を射程に捉えた。

 ラリー・スウェーデンの競技3日目は、サービスパークが置かれるトルスビーの東側エリアを中心に8SSで争われた。前日とは異なりすべてのSSがスウェーデン国内で行われる1日だ。

 競技2日目終了時点でトップと2秒差の総合2番手につけていたタナクは、SS9で逆転に成功して総合首位へ。続くSS10では順位を争っていたテーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)が失速したため、一気に34.2秒までリードを広げてみせる。

 勢いに乗るタナクは、現地午後に行われたSS12〜13、15の3SSでトップタイムを刻んでリードを54.5秒まで広げてフィニッシュ。最終日の3SSを残して2019年シーズン初優勝に王手をかけた。

 前日、総合8番手につけていたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)はSS9で総合6番手までポジションアップすると、午前最後のSS11を終えた時点で総合3番手と10秒以内につけ表彰台を争う。

 しかし、ミークは出走順が早かったこともあり、気温が上がって路面コンディションが悪化した午後の走行でペースダウン。首位タナクと1分36秒5差の総合6番手で走行を終えた。

コリンズクレストで大ジャンプをみせたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
コリンズクレストで大ジャンプをみせたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)

 なお、ミークはSS14“ヴァルゴセン2”のジャンピングスポット、自身の師であるコリン・マクレーの名前を関したコリンズクレストで今大会最長となる41メートルの飛距離を記録している。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 競技2日目に雪だまりに捕まりデイリタイアを余儀なくされたヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、ラリー2規定で再出走を果たすとSS9でステージ最速タイムを記録。しかし、出走順が早いこともありペースを上げることが叶わず、総合25番手となった。

■マキネン代表「今日、オット(タナク)はラリーを完全にコントロールしていた」


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