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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.04.05 14:11
更新日: 2019.04.05 14:12

世界ラリークロス、新たな電気自動車構想『プロジェクトE』発表。2021年の完全EV化は断念か

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス、新たな電気自動車構想『プロジェクトE』発表。2021年の完全EV化は断念か

 4月6~7日に2019年シーズンの開幕戦を控える、WorldRX世界ラリークロス選手権のプロモーターであるIMGモータースポーツは、これまで協議を続けてきた電気自動車によるラリークロス選手権について、既存のスーパーカー選手権とは別クラスにすると発表。新たに2021年の創設を目指すフルEVによる新選手権のコンセプト『Projekt E(プロジェクトE)』をアナウンスした。

 FIAやIMG、そしてシリーズに興味を示したマニュファクチャラーとの間で長らく協議が続けられてきたEVラリークロスの新シリーズは、現在のトップカテゴリーであるRXスーパーカーをEVクラスに代替するという案が示されてきたが、メーカーの関心を充分には集められず第1段階ではその導入を2021年まで延期することを発表。

 さらに3月29日の計画承認期限までに必要な賛同票を集めることができなかったとみられ、トップクラスをEV化する案は実現しなかったとみられる。

 これを受けて、レースウイークの火曜に入りIMGが発表した完全電気自動車によるラリークロス競技の新形態は、現在のICE(内燃機関)のチャンピオンシップと同一週に、エレクトリック・ラリークロスカーによる別選手権のレースを開催するプランだった。

 プロジェクトEと名付けられた新たなコンセプトは、現行のICE搭載RXスーパーカーを頂点に据えたまま、新型フルEVスーパーカーでの選手権を別枠で開催するというもの。

EVシリーズの先行き不透明感からか、2018年限りでワークス勢の撤退が相次いだ
この2年間の協議では、共通EVパワートレーンの供給なども検討されてきた
選手権のセパレート化で、プライベーターは現行スーパーカー・クラスの参戦継続が容易に


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