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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.05.29 19:04

2019年は苦戦続くトヨタのラトバラ「ひさびさに表彰台に復帰できることを期待」/2019WRC第7戦ポルトガル 事前コメント

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ラリー/WRC | 2019年は苦戦続くトヨタのラトバラ「ひさびさに表彰台に復帰できることを期待」/2019WRC第7戦ポルトガル 事前コメント

 5月31~6月2日に開催される2019年のWRC世界ラリー選手権第7戦ポルトガルに向けて、参戦するドライバーたちの事前コメントが発表されている。

 全14戦で争われている2019年のWRC。シーズン折り返しとなる第7戦は、南欧ポルトガルを舞台としたグラベル(未舗装路)イベントのラリー・ポルトガルだ。

 同国北部のポルトを舞台に争われるラリー・ポルトガルの路面は、目の細かい砂利や砂に覆われている。そのため各日とも午前中の走行ではグリップレベルが低いなかでの走行を強いられる。

 しかし、マシンが走行を重ねて路面表面から砂利や砂がなくなっていくと、その下に隠れていた岩や石がむき出しになり、タイヤやマシンにダメージを与える要素になり得る。深く刻まれていくわだちも警戒すべき要素だ。

 大会は5月30日(木)、現地8時(日本時間16時)ごろにシェイクダウンが行われて走行がスタート。この日は現地19時(日本時間31日3時)にセレモニアルスタートも行われるが、競技開幕となるSS1は翌31日開催だ。

 戦いの初日となる31日(金)はSS1~7までの7SSで争われる。この日は2001年以来にポルトガルのアルガニル周辺で走行が行われるほか、日中にマシンを整備できるサービスが設けられていないため、各ドライバーはマシンを無事にフィニッシュまで運ぶ必要がある。

ラリー・ポルトガルを代表するファフェ。ビッグジャンプが繰り広げられる名物ステージだ
ラリー・ポルトガルを代表するファフェ。ビッグジャンプが繰り広げられる名物ステージだ

 競技2日目の6月1日(土)はSS8~13の6SS。競技最終日の2日(日)はSS16~20の5SSが行われる。最終日に行われるSS17、20の“ファフェ”は、全長11.18kmと短いステージながら、大ジャンプが繰り広げられるジャンプスポットもあり、多くの観客が訪れる人気ステージだ。

 全20本のSSの合計距離は306.97km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1433.15kmとなっている。

 4チームがしのぎを削る最上位クラスには計11台がエントリー。シトロエンのみが2台体制で、残るMスポーツ・フォード、ヒュンダイ、トヨタは3台体制でのエントリーだ。

ラリー・ポルトガルでフォード・フィエスタWRCをドライブするガス・グリーンスミス
ラリー・ポルトガルでフォード・フィエスタWRCをドライブするガス・グリーンスミス

 Mスポーツはエルフィン・エバンス、テーム・スニネンのふたりに、ガス・グリーンスミスを加えた3名体制だ。グリーンスミスは今季これまで、下位クラスのWRC2プロクラスを戦ってきており、このラリー・ポルトガルが最新WRカーで実戦デビューとなる。

 ラウンドごとにドライバーを入れ替えながら戦っているヒュンダイは、ティエリー・ヌービル、セバスチャン・ローブ、ダニ・ソルドの3名体制となっている。

 なお、このラリー・ポルトガルと第8戦イタリア・サルディニアは“リンクドラリー”と定義されており、ワークスチームのマシンはラリー・ポルトガルの最終ステージ、ファフェを走りきったマシンでイタリア・サルディニアに臨まなければならず、シャシー、エンジン、トランスミッションなども再利用しなければならない。

 下位クラスのWRC2には前戦ラリー・チリでクラス優勝を果たした勝田貴元もエントリー。フォード・フィエスタR5で2連勝に挑む。

■トヨタ陣営のコメントはこちら
■ヒュンダイ陣営のコメントはこちら
■Mスポーツ/シトロエン陣営のコメントはこちら


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