2019年のWRC世界ラリー選手権第7戦ポルトガルは5月31日、SS1〜7が行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位、総合2番手にヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)、総合3番手にクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)と、トヨタ陣営がトップ3を独占した。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合1番手
「大変厳しい1日だった。とても暑く、ステージは非常に難しいコンディションだったが、1日を通してクリーンな走りができたと思う」
「クルマのフィーリングは素晴らしく、自信を持てたから、攻めの走りができた。明日からのステージを有利な出走順で走りたいと思っていたけど、その目標は達成できた。そういう意味では、今日はすべてうまくいったので喜ぶべきだろう」
「チームとしても非常に良いポジションにつけているけど、ラリーはほんの一部が終わったに過ぎず、ゴールはまだ先。明日のステージは、レッキで走った時点でもかなり荒れていたから、きっとタフな1日になるだろう。集中力を高めて臨まなければならないね」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合2番手
「全体的にはいい1日だった。クルマの調子はとてもよく、楽しんでドライブできた。今朝は自分の運転に満足することができ、午後もスピードは十分にあったよ」
「ただし、ポルトガル北部のラリーでは今まで体験したことがないくらい気温が高かったこともあり、タイヤの摩耗に悩まされた。きっと、自分のアグレッシブなドライビングスタイルも摩耗に影響したと思う」
「明日はもう少し楽に摩耗をコントロールできるように、今晩対策を考えるつもりだ。現在のこのいい順位を、何とか守らなければならないからね」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ1総合3番手
「チームにとって素晴らしい1日になったが、今日は気温が非常に高く苦労した。午前中はインターコムに問題が生じ、あるSSでコドライバーのセブが読み上げるペースノートの情報が聞こえなくなってしまった」
「しかし、セブは手で指示をしてくれたから、それに従って走ったよ。午後も小さな問題が生じたけど、それでも総合3番手という結果には満足している。
「すぐ後方には速いライバルが迫っているが、今晩のサービスでクルマのコンディションを整え、明日も全力で戦いに臨む」