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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.06.02 13:21
更新日: 2019.06.02 13:22

WRC:トヨタ、第7戦2日目はトラブル頻発も1−2維持。タナク、完走できたのは「不幸中の幸い」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、第7戦2日目はトラブル頻発も1−2維持。タナク、完走できたのは「不幸中の幸い」

 2019年のWRC世界ラリー選手権に3台のトヨタ・ヤリスWRCを投じているTOYOTA GAZOO Racing WRT。6月1日に行われたシリーズ第7戦ポルトガルの競技2日目は、オット・タナクが総合首位、クリス・ミークが総合2番手につけたものの、ヤリ-マティ・ラトバラがデイリタイア。また3台ともにマシンに不具合を抱える1日となった。

 前日17.3秒のリードを築いて総合首位に立ったタナクは、競技2日目最初のステージでブレーキシステムに不具合が発生。

 このトラブルにはステージ完走後のリエゾン(移動区間)で応急処置を施したものの、最終ステージのSS13ではサスペンショントラブルに見舞われ、ミークとの差を4.3秒まで削られてしまった。また、総合3番手のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)も9.2秒差に迫っている。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 総合2番手につけていたヤリ-マティ・ラトバラはSS9〜10でステージトップタイムを刻み、タナクとの差を5.1秒まで詰めたが、SS11にあるジャンピングスポットの着地でフロントサスペンションにダメージを負ってしまう。

クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)

 サスペンションにトラブルを抱えたまま、続くSS12を完走したラトバラだったが、SS13には出走せず走行を断念。デイリタイアを余儀なくされた。チームはマシンを修復し、競技最終日には出走する予定だ。

 残るクリス・ミークもSS13スタート前に警告灯が点灯し、このステージをサイドブレーキなしで走行することになったものの、そのほかに大きなトラブルはなし。「このクルマで走ったなかで最良の日だったと思う」と語るほどの好走で、タナクと4.3秒差の総合2番手につけている。

■チーム指揮するマキネン代表「ラトバラがいい結果を渇望しているのを知っていたから、本当に残念」


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