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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.06.03 13:33
更新日: 2019.06.03 13:34

WRC:トヨタ、第7戦ポルトガルで2019年3勝目。「もっとも苦労して手に入れた勝利」とタナク

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、第7戦ポルトガルで2019年3勝目。「もっとも苦労して手に入れた勝利」とタナク

 6月2日に行われた2019年のWRC世界ラリー選手権第7戦ポルトガルの競技3日目。3台のトヨタ・ヤリスWRCを投じるTOYOTA GAZOO Racing WRTでは、総合首位で臨んだオット・タナクが逃げ切りシーズン3勝目を達成。一方、総合2番手で走行をスタートしたクリス・ミークは最終ステージでリタイアとなり、表彰台獲得を逃している。

 南欧ポルトガルを舞台としたグラベル(未舗装路)イベントのラリー・ポルトガル。競技最終日となる2日は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東北エリアでSS16~20までの5SSが行われた。

 首位タナクと2番手ミークが4.3秒差で臨んだ競技最終日、オープニングのSS16ではミークがタナクを上回るタイムを記録して、ギャップを2.4秒まで短縮する。

 しかし、続くSS17~18ではタナクが連続でステージ優勝を飾って反撃。リードを8.1秒まで広げてみせる。

 すると続くSS19、追う立場のミークがヘアピンでハーフスピンしてしまいステージ14位に終わる。総合でも首位タナクと24秒差の総合3番手へ後退してしまった。

 悪い流れを断ち切りたいミークだったが、最終ステージのSS20ではスタート直後にコーナーイン側にあった切り株へヒットしてしまい、マシンフロントを破損。走行を続けることが叶わずリタイアとなり、トヨタ移籍後初表彰台には手が届かなかった。

 総合首位で最終ステージに臨んだタナクは、ステージ3位で走り切ると、最終的に総合2位のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)に対し、15.9秒のリードで優勝。第2戦スウェーデン、第6戦チリに続く、2019年シーズン3勝目を手にした。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 競技2日目にマシントラブルからデイリタイアしていたヤリ-マティ・ラトバラは総合11番手で競技最終日に参加。着実に順位を上げて、総合7位でフィニッシュしている。

 ドライバーズランキングでは優勝したタナクが140ポイントまで得点を伸ばし、首位のセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)と2ポイント差。マニュファクチャラーズランキングで、トヨタは首位ヒュンダイと20ポイント差の2位につけた。

■トヨタ率いるトミ・マキネン「週末をとおして我々のパフォーマンスは十分高かった」

大勢のファンに出迎えられたオット・タナクのトヨタ・ヤリスWRC
大勢のファンに出迎えられたオット・タナクのトヨタ・ヤリスWRC

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