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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.06.15 13:06
更新日: 2019.06.15 13:07

WRC:トヨタ、第8戦イタリア2日目はタナクが総合3番手。ラトバラは「ステアリング系に何か問題」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、第8戦イタリア2日目はタナクが総合3番手。ラトバラは「ステアリング系に何か問題」

 6月14日に行われた2019年WRC世界ラリー選手権第8戦イタリアの競技2日目。3台のワークスマシンを投じるTOYOTA GAZOO Racing WRTは、一時総合首位に立ったヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が2度のクラッシュからデイリタイアしたものの、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手につけた。

 グラベル(未舗装路)イベントのラリー・イタリア・サルディニア。競技2日目は日中の気温が40度まで上昇したほか、路面が乾ききっていたため、出走順が早いドライバーは砂をかき分ける“掃除役”として不利な状況に追い込まれた。

 2番手走者として臨んだタナクは一時総合5番手に後退したものの、SS4でステージ最速、SS5でステージ2位に入る快走で総合2番手までポジションを上げてみせる。

オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)

 その後は、午後に入って行われたSS7がタナクを含む3ドライバーの走行後にキャンセルされたことで、タナクはライバルより摩耗したタイヤで走行せざるを得ず、出走順が遅いライバルに順位を奪われたものの、それでも首位と11.2秒差の総合3番手で競技2日目を終えた。

 ラトバラはSS4を終えた時点で総合首位に浮上するが、SS6走行中にマシンが横転。自力でマシンを起こして走行を再開したが8分以上の遅れを取ってしまう。このアクシデントでラトバラはフロントウインドウを失った状態での走行を強いられる。

 さらに競技2日目最後のステージであるSS9では、ステアリング周りのトラブルからヘアピンの立ち上がりでコースアウト。コースへ復帰することが叶わずデイリタイアとなった。なお、チームは競技3日目には参加させるべく、マシンの修復作業を進めている。

 残るクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)は、競技2日目に行われたステージの走行経験がなかったこともあり、SS5終了時点で総合8番手につける。

 しかし、各ステージを再走する午後の走行ではペースをあげ、最終的に総合6番手で走行を終えた。前を走る総合5番手のエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)とは9.2秒差だ。

■ラトバラ、マシン横転のクラッシュは「本当に愚かなミス」


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