6月16日に競技最終日を迎えた2019年のWRC世界ラリー選手権第8戦イタリア。戦いを終えて、各ドライバーからコメントが発表された。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合5位
「最終ステージをスタートしてすぐ、ステリングに違和感を覚え、動きが硬くなる感じがした。そして走っている最中に固まり、ステアリング操作が難しくなった」
「それでも何とか走り続けたが、大きくタイムを失い勝利も逃してしまった。とてもフラストレーションを感じたけど、悲しい気持ちはチームのメンバーと変わらない。全員がこのイベントのために努力をしていたから、このような結果になってしまったのは本当に残念だ」
「チームは必ず問題を解決してくれると確信しているし、これからも戦い続ける。ここまでタフなシーズンが続いているけど、昨年のこの時期と比べると選手権争いに関してはずっといいポジションにつけているよ」
「この後は少しだけラリーから離れて休みをとり、そしてまた戦いの世界に戻る」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合19位
「今日は、パワーステージでのポイント獲得が目標だった。朝はまず良いリズムを掴み、スピードを上げていった。そして、3本目のステージ(SS18)では少しタイヤを温存したんだ」
「パワーステージは出走順が早かったため簡単ではなく、わだちにも少々苦労した。それでも、まずまずの走りができ、少しポイントを獲得できたよ。ラリーの序盤はとてもよかったが、全体的にはかなり厳しい週末となり、望んでいたようなラリーにはならなかった。しかし、しっかりと前を見据え、これからも戦い続ける」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合8位
「昨日の午後は走りのリズムがよくなり、スピードも上がり本当に気持ちよく走れた。しかし最終ステージで問題が起きて遅れ、そのため今日は順位を争えるような状況ではなかったから、完走してチームに少しでもポイントをもたらすことに集中した」
「今回のサルディニアは自分にとって厳しい1戦になるだろうと予想していたけど、多くのポジティブな発見があった。今はもう、次のラリー・フィンランド、そして残りのラリーが楽しみで仕方ないよ」
「ここ数戦、チームはとても強かったから、後半戦に関しても全力で戦いに臨むだろう」