全日本ラリー選手権(JRC)は23~25日、北海道で第7戦RALLY HOKKAIDO 2016が行われ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が最終日に逆転劇を演じ、今季3勝目を挙げた。
アジア・パシフィックラリー選手権と併催されるRALLY HOKKAIDOは、シリーズ最長の距離で争われるグラベルイベント。また、獲得できるポイントも通常大会の2倍となるため、チャンピオン争いを踏まえた上でも重要な1戦となる。
ウエットコンディションのなか、23日(金)に行われたSS1では、奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)がトップタイムを記録。2番手に新井と鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)が同タイムで続いた。
翌24日(土)のデイ1も雨により路面がぬかるむ難しいコンディションでのスタート。オープニングとなったSS2では、ポイントリーダーの勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がコースアウト。戦線離脱を余儀なくされる波乱の展開となる。
このデイ1で行われた10SSのうち、奴田原が4SSを制して総合首位をキープ。6.2秒差の総合2番手には「どうも思ったようなタイムが出ない」と語る新井が続き、その24.4秒後方に鎌田が続いた。
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