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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.08.03 12:26
更新日: 2019.08.03 14:28

WRCフィンランド:6SS制したトヨタのラトバラが首位浮上も、上位4台が2.6秒差の大接戦

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ラリー/WRC | WRCフィンランド:6SS制したトヨタのラトバラが首位浮上も、上位4台が2.6秒差の大接戦

 8月2日、WRC世界ラリー選手権は第9戦フィンランドのデイ2を迎えた。競技2日目はSS2~11が行われ、地元のヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合トップに浮上した。2番手にクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)がつけてトヨタが暫定ワン・ツー。3番手には2017年のウイナーであるエサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が続いている。

 ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合首位で迎えたデイ2はSS2からスタート。このステージでは母国のヒーローであるラトバラが全体ベストタイムを刻み、ポジションを5つ上げて総合3番手に浮上した。
 
 続くSS3は、総合2番手につけるミークと同首位に立ったオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)に続く3番手となったラトバラだが、SS4、SS6で再びベストタイムを記録し、午前中だけで3つのステージ優勝を飾ってみせる。
 
 サービスを挟んだ午後の再送ステージになってもラトバラの勢いは止まらず。午後1回目のSS7でこの日4回目のベストタイムをマークして総合トップに浮上すると、SS9、SS10でもステージを制しトップを守って競技2日目を終えた。
 
 そのラトバラとわずか1.2秒差の総合2番手につけたミークは、SS3とSS9でベストタイムをマークするなど、こちらも安定した速さをみせつねにトップ3圏内でのバトルを続けた。
 
 一方、出走順1番手スタートながらSS2~6まで総合首位を守ったタナクは、午後の再送ステージで荒れた路面に苦しめられ思うようにペースを上げられず。それでも、SS7で僚友ラトバラに首位を明け渡したもののトップと2.6秒差、総合3番手のラッピからわずか0.2秒遅れの総合4番手につけている。

 タナクの後ろは若干間が空き、ヒュンダイから今戦に出場しているクレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)が首位と14.2秒差の5番手に。これにアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)が僅差で続く。前日首位のヌービルはペースが上がらず、トップから30秒遅れの総合8番手だ。
 
 下位のWRC2クラスに参戦している勝田貴元(フォード・フィエスタR5)は、一時クラス2番手につけたが、SS9で逆転を許しクラス3番手/総合15番手で競技2日目を終えている。
 
 3日に行われるデイ3は、サービスパークの南側で計4本SSを各2回走行するスケジュール。このうちSS15、SS19に設定されている“レウスト”は、今大会唯一新たに加わったステージとなっている。8本のSSの合計距離は132.98kmで今ラリーでは最長に。リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は578.52kmだ。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)
エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)
クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)
アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)
アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)
セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)
セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)
テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)
テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)
勝田貴元(フォード・フィエスタR5)
勝田貴元(フォード・フィエスタR5)


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