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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.08.25 12:24
更新日: 2019.08.25 12:54

WRCドイツ:トヨタ、最終日を前に1-2-3形成。ラトバラ「マキネンから電話でアドバイスを貰った」

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ラリー/WRC | WRCドイツ:トヨタ、最終日を前に1-2-3形成。ラトバラ「マキネンから電話でアドバイスを貰った」

 8月24日、WRC世界ラリー選手権第10戦ドイツのデイ3が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはSS15終了時点で、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)とクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)、さらにヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)の3名がトップ3を独占した。また、WRCトップクラス初参戦の勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)も10番手に順位を上げている。

 ドイツを舞台に争われているラリー・ドイチェランドは競技3日目を迎えた。この日は前半にザールラント州の2本のカントリーステージを各2回走り、その後バウムホールダー軍事演習場内で2本のステージをそれぞれ2回走行するスケジュール。8本のSSの合計距離は157.92kmと今大会最長となった。

 前日のデイ2を総合2番手と2.8秒差の首位で終えたタナクは、オープニングのSS8こそ優勝を争うティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)に先行され、その差を1.5秒にまで縮められるが、次のSS9でベストタイムをマークしてギャップを6.7秒に広げてみせる。

 その後、SS12までこの攻防は続くものの、SS13でヌービルがパンクに見舞われたことで決着。タナクのリードは5秒から一気に約30秒まで拡大した。

 そのタナクの後方、総合2番手となったのは前日を4番手で終えていたミークだ。今季、トヨタに加入したイギリス人はSS13でふたつポジションを上げると、SS15でベストラップを記録。タナクと32.4秒差の2番手でラリー3日目を終えた。

 また、僚友ラトバラもミークと同様にSS13で5番手からふたつ順位を上げて3番手に浮上。SS14でステージ優勝を飾るなど速さをみせ、トヨタのトップ3独占に貢献している。

 TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの一環で、今回初めてヤリスWRCでWRCトップクラスに出場している勝田は、デイ3もすべてのステージを堅実に走破。SS14ではタイヤのスローパンクチャーに見舞われたものの、落ち着いて対処し総合10位にポジションを上げて最終日を迎えることとなった。

「チーム全体にとって素晴らしい1日となった。軍事施設内のステージは非常に重要でしたが、我々の全ドライバーは称賛に値する仕事をしました」と語るのはTOYOTA GAZOO Racing WRTのトミ・マキネン代表。

「特に、パンツァープラッテでは何も問題がなく、クルマも非常に速かったと思う。3台とも非常に良い順位につけているし、選手権争いにとっても有利な展開だ」

「とはいえ、明日も難しいブドウ畑のステージが続く。そのため最後まで気を引き締めて臨まなければならないんだ」

■2番手浮上のミーク「クルマの仕上がりが素晴らしかった」

クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)


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