2019年のWRC世界ラリー選手権第11戦トルコは9月13日、SS2〜7で争われる競技2日目が行なわれ、エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が総合首位につけた。総合2番手にはセバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)がつけ、シトロエン陣営がトップ2を占めている。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合8番手
「1番最初にステージを走るのはあまり楽しく感じられなかったが、チームがクルマを改善してくれたおかげで、午前中は昨年よりも良いフィーリングで走れた」
「再走ステージでは路面が荒れ、午後は厳しい状況になるだろうと予想していたが、天気の悪化によりさらにトリッキーなコンディションになったよ」
「残念ながら午後2本目のステージでパンクをしてしまったが、このラリーでパンクはくじ引きのようなものだから、今日はついていなかったのだと思う」
「もちろん、望んでいたような1日ではなかったが、前に進み続け、何かが起きるのを待ちたいと思うよ」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合9番手
「今朝はいいスタートを切った。あまり攻めなかったのにSS2でベストタイムが出たのは、うれしい驚きだった。次のSS3は少し慎重に走り過ぎたが、SS4でふたたびいいタイムが出て埋め合わせをすることができた」
「クルマの状態はとてもよかったが、午後はステージが荒れるだろうと覚悟していた。SS5ではリヤのバンパーを失い、その結果車内が非常にうるさくなり、ペースノートに集中するのが難しい状況だったよ」
「そして、右コーナーでインに深く切り込んだ時にタイヤを傷つけ、空気が抜けた状態で最後まで走らなくてはならなかった」
「SS6ではなく、その次の最後のステージで雨が降ると予想しハードタイヤでSS6に臨んだが、その判断は結果的に誤りで、大幅にタイムを失ってしまった。しかし、それはラリーではよくあることだし、うまく行かないこともある」
「このラリーではまだいろいろなことが起きる可能性があるから、前向きに戦い続けるよ」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合7番手
「午前中のループステージは、まずまずの走りだった。最後のステージはあまりリズムがよくなかったが、このラリーでの経験がないことを考えれば悪くなかったと思う」
「午後の2本目のステージ(SS6)では雨に見舞われ、本当に難しいコンディションだった」
「雨はさらに酷くなるだろうと2本のミディアムタイヤを最後のステージに温存していたが、最初のステージでハードタイヤの摩耗がかなり進み、降雨があった2本目のステージはまるで氷の上を走っているようだった」
「それ以外の2本のステージはよかったのだが、2本目のステージだけで大きくタイムを失ってしまった。とはいえ、スピードは十分にあったし、依然この位置につけている。まだ先は長いから、何が起こっても不思議ではない」