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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.09.15 11:30

WRC:王座争うトヨタのタナクにECUトラブル発生。「本当に申し訳なく思う」とマキネン代表

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ラリー/WRC | WRC:王座争うトヨタのタナクにECUトラブル発生。「本当に申し訳なく思う」とマキネン代表

 9月14日に行われた2019年WRC世界ラリー選手権第11戦トルコの競技3日目。3台のトヨタ・ヤリスWRCで挑むTOYOTA GAZOO Racing WRTはヤリ-マティ・ラトバラが総合6番手、クリス・ミークが総合7番手につけた一方、オット・タナクはSS間のリエゾン(移動区間)でECUトラブルがありデイリタイアを余儀なくされた。

 2019年のラリー・トルコ、競技3日目はサービスパークが置かれるマルマリス西側のダッチャ半島周辺を舞台にSS8〜13までの6SSで争われた。

 この日最初のステージとなるSS8で、トヨタドライバー3名は全員ひとつずつ順位を上げる順調な走り出しをみせる。しかし、このSS8フィニッシュ地点から次のSS9へ向かう道中でタナクのマシンにECUトラブルが発生してしまう。

 タナクとコドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤは、チームと電話で連絡を取り合いながら道路脇で修復を試みたものの再走は叶わず。わずか1SSを走っただけでデイリタイアを余儀なくされることになった。

 その後、チームはサービスパークでECUを交換して問題を修復。競技最終日の15日(日)に行なわれる4SSには参加する。

2019年のラリー・トルコ競技3日目、総合7番手につけたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
2019年のラリー・トルコ競技3日目、総合7番手につけたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)

 残る2台のうち、ラトバラはSS10でステージ4位タイムを刻むなど着実な走りで総合6番手のポジションを確保。ミークも荒れた路面と暑さで厳しいコンディションとなった競技3日目を確実に走りきり、ラトバラと15.1秒差の総合7番手につけた。

「今朝オットのクルマが止まってしまったのは、もちろん非常に残念だ。このようなことになってしまい、本当に申し訳なく思う」とチーム代表のトミ・マキネン。

「原因はECUのトラブルだったが、もちろんさらなる調査を行う。明日、彼はきっとパワーステージに全力で臨むと思うが、早い出走順であることを考えると簡単には行かないだろう」

「ヤリ-マティ(ラトバラ)とクリス(ミーク)は順位を上げることに苦労したが、それは早い出走順によりクリーンな路面を走れなかったためで、彼らにとっては不利な戦いだった」

「明日残されたステージの距離は短いが、少しでもポイントを獲得できるように、諦めずに戦い続ける」

■トラブルに襲われたタナク「もちろんフラストレーションが溜まる」


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