2019年のWRC世界ラリー選手権第11戦トルコは9月14日、SS8〜13までの競技3日目が行なわれ、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)が総合首位に浮上。0.2秒差でエサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が続き、シトロエンがワン・ツー体制を維持している。
ポイントリーダーでTOYOTA GAZOO Racing WRT所属のオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)はSS8終了後にECUトラブルが発生し、デイリタイアを余儀なくされた。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合17番手
「朝最初のステージを走り終えたあとのロードセクションで、突然エンジンがかからなくなってしまった。いろいろなことを試し原因を探したが、どうやらECUの内部に問題が起こったようで、我々には手の打ちようがなかった」
「もちろんフラストレーションが溜まるし、特に初めてのタイトル獲得に向けて戦っているさなかだから、なおさらだよ」
「かなり厳しい状況になってしまったのは確かだが、仕方がない。今後はそう簡単には行かないと思うが、事実を受け入れ、戦い続ける」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合6番手
「朝1本目のステージ(SS8)は大量のルーズグラベルに覆われ、出走順が2番手だった自分にとっては非常に滑りやすい路面だった」
「次の2本目の短いステージ(SS9)ではよくなり、3本目(SS10)は自分に合っている非常に高速なステージだったからうまく走れ、なかなかいいタイムが出たよ」
「午後はロングステージでライバルにプレッシャーをかけようと攻めたが、タイヤの摩耗がかなり進んでいたため苦労した」
「明日は、出走順が今日よりもよくなるから、ライバルに対する自分たちの本当のパフォーマンスが分かるだろう。また、今後に向けて、タイヤの摩耗を抑えるために何かしらトライをするつもりだ」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合7番手
「非常に厳しい1日だった。路面は多くのルーズグラベルに覆われ、そのクリーニング役を担ったことが原因だが、そのような路面でのパフォーマンス改善に取り組む必要があると感じた」
「ベストを尽くして走ったけれど、自分よりも出走順が後方のライバルたちのタイムには及ばなかった」
「明日は、完走しチームにマニュファクチャラーポイントをもたらすことだけを考えて走る。自分とヤリ-マティ(ラトバラ)は僅差だが、どちらが前でフィニッシュしようと順位は気にしないよ」