2019年のWRC世界ラリー選手権第11戦トルコは9月15日、SS14〜17が行われる競技最終日を迎え、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)が第3戦メキシコ以来となる2019年シーズン3勝目を飾った。また総合2位はエサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が獲得し、シトロエンがワン・ツーフィニッシュを決めている。
■トヨタ
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合16位
「自分たちに失うものは何もなかったから、全力でパワーステージに臨み、ポイントを獲得できたことをうれしく思う。これで勢いがつき、モチベーションが高まった」
「もちろん、昨日起きたことについてはまだ残念に思っている。それでも反撃に転じるつもりだし、失ったものを取り返さなければならない。きっと、チームのみんなもプッシュし続けてくれるはずだ」
「シーズンは残り3戦だから、ベストを尽くし限界まで攻め続けるしかない」
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合6位
「今日はいいリズムをキープし、運転を楽しもうと試みた。ステージはあまり大きな石がなく、荒れてもおらずいいコンディションだった」
「今年は、去年よりもいいパフォーマンスを発揮できるのではないかと期待してラリーに臨んだが、他のチームも進化していた」
「もちろん我々も改善を進めたが、硬く石が多い路面で苦しみ、タイヤがかなり摩耗してしまったのが響いたね。今後に向けての改善課題といえるが、次戦のウェールズは我々に合っているラリーだから期待が持てるよ」
●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合7位
「今日の目標は順位を守り、チームにポイントをもたらすことだった。我々にとっては非常に厳しい週末となり、金曜日午後のロングステージで降雨により大きく遅れをとり、その結果土曜日は不利な出走順で走らなければならなかった」
「また、クルマのダメージを抑えるため、なかなかスピードを上げられなかった。それでも、シーズン最後の3戦では、きっと強さを取り戻せるはずだ」