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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.09.25 17:06
更新日: 2019.09.30 17:16

世界ラリークロス第9戦:プジョーのティミー・ハンセン優勝。チャンピオン争いは1点差で最終戦へ

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス第9戦:プジョーのティミー・ハンセン優勝。チャンピオン争いは1点差で最終戦へ

 2019年の世界ラリークロス選手権は9月14~15日、ラトビアで第9戦が行われ、ティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)が優勝。1ポイント差でドライバーズランキング首位に浮上した。

 シリーズ全10戦で争われている2019年の世界ラリークロス。最終戦直前の第9戦はバルト三国のラトビアにあるビカルニエキ・ナショナル・スポーツ・ベースで争われた。

 6名で争われる決勝ファイナルに向けては、アンドレアス・バッケルド(アウディS1 EKS RXクアトロ)とティミー・ハンセンが1列目を確保。2列目にはケビン・ハンセン(プジョー208 WRX)とニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20 WRX)、3列目にはティマー・ティミジヤノフ(ヒュンダイi20 WRX)、リアム・ドゥーラン(アウディS1クアトロ)が続いた。

 6周のファイナルはウエットコンディションでスタートを迎えると、1列目につけていたティミー・ハンセンが好発進をみせ、ポールシッターのバッケルドを抑えてみせる。

 左へ曲がる1コーナーに向けては、最後列スタートだったティミジヤノフがロケットスタートで首位のティミー・ハンセンに並びかけるが、ターンインでバランスを崩して単独スピン。ティミー・ハンセン、グロンホルム、ティミジヤノフの順に2コーナーを立ち上がっていった。

 一方、3点差のランキング首位で臨んだバッケルドはスタートの加速が伸びずにオーバーテイクを許し、4番手まで後退した。

ティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)
ティミー・ハンセン(プジョー208 WRX)

 トップを走るティミー・ハンセンは2番手に対するギャップを着実に広げていくと、その差が4.162秒となった最終ラップに通過義務がある遠回りセクション“ジョーカーラップ”をクリア。悠々とメインコースへ合流すると、2019年シーズン4勝目を飾った。

 2位はスタートでポジションを上げたグロンホルムが獲得。3位にはスタートで出遅れたものの、ジョーカー消化を5周目まで延ばす作戦に出たバッケルドが獲得している。

 この結果、ポイントランキングでは優勝したティミー・ハンセンが187ポイントでトップへ。1ポイント差の2位にバッケルド、9ポイント差の3位にケビン・ハンセンが続く形となっている。

 シリーズチャンピオンが決まる2019年シーズン最終戦は、11月9~10日、南アフリカのケープタウンにあるキャラミ・インターナショナル・レースウェイで行われる。


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