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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.10.29 05:02
更新日: 2019.10.28 19:03

新設ラリークロス『タイタンRX』は、全戦表彰台のケビン・ハンセンが初代王者に

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ラリー/WRC | 新設ラリークロス『タイタンRX』は、全戦表彰台のケビン・ハンセンが初代王者に

 ラリークロス界のトップドライバーのみならず、スポーツカー耐久やGTレース、ツーリングカーレースなどあらゆるジャンルのドライバーが結集した新設ラリークロス選手権『タイタンRXラリークロス・シリーズ』最終戦がドイツ・エステリンクで開催され、シーズン最終ヒートで4勝目を飾ったケビン・ハンセンがシリーズチャンピオンを獲得。シリーズ全12戦のすべてで表彰台に上がる抜群の安定感で、初代王者に輝いた。

 2019年に鳴り物入りでスタートした『タイタンRXインターナショナル・ヨーロッパ・シリーズ』は、その競技運営をオーストリアの名門ラリークロス・コンストラクターであるMJPレーシングが担当し、彼らの製作したワンメイクフレーム“パンテーラRX6”が使用される新選手権となっている。

 この新生ラリークロス・シリーズにレギュラー参戦するのは、ティミー&ケビンのハンセン兄弟や、GRCレッドブル・グローバル・ラリークロス元王者のトーマス“トピ”ヘイキネンら、WorldRX世界ラリークロス選手権を経験する実力派揃い。さらにスポット参戦ながらシーズン中にはヘイデン・パッドンやクレイグ・ブリーンといったWRC世界ラリー選手権現役組に元BTCC王者アンドリュー・ジョーダン、ネルソン・ピケJr.やトム・コロネルら、そうそうたるスタードライバーが名を連ねた。

 10月19~20日開催のシリーズ最終となる第6戦にも、レネ・ミュニッヒやケビン・エリクソンなどラリークロス界の名手がエントリー。その週末で主役を演じたのは、ここまでのシーズンを席巻する3名、ハンセン兄弟とヘイキネンだった。

 9月開催の第4戦オーストリア・MJPアリーナではヘイキネンと兄ティミーが、続く10月の第5戦ハンガリー・ニヤドでの1戦はティミー&ケビンのハンセン兄弟が勝利し、迎えた最終戦。

 土曜のラウンド11こそWorldRXではGCコンペティションのルノー・メガーヌR.S.RXスーパーカーをドライブするジェローム・グロセット-ヤニンがシリーズ初優勝をマークしたものの、初年度カレンダー最後のヒートで混戦のタイトル争いを制したのは、日曜クオリファイからセミファイナルまで1度もトップタイムを記録しないまま進出してきたケビンだった。

プラクティスから速さを見せたのは、兄のティミー・ハンセン。弟ケビン、トピ・ヘイキネンの3名が初年度を牽引した
元GRC王者でもあるトピ・ヘイキネンは、シーズン最終戦でまさかのアクシデント。王座挑戦権を失う形に
土曜のラウンド11で初勝利を挙げたジェローム・グロセット-ヤニンは、終盤3戦連続表彰台でランキング4位に


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