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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2019.12.02 19:35

WRC:2020年に向けて残るシートはMスポーツのみ。ラトバラやミークなど8名が競合か

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ラリー/WRC | WRC:2020年に向けて残るシートはMスポーツのみ。ラトバラやミークなど8名が競合か

 1月に開幕を迎える2020年のWRC世界ラリー選手権。シトロエンの撤退により、2020年はワークスシートがふたつ減る上、すでにヒュンダイとトヨタが体制を確定させているため、残るシートはMスポーツ・フォードのみとなっている。

 2019年のWRCにはヒュンダイとTOYOTA GAZOO Racingが3台体制、Mスポーツ・フォードとシトロエンが2台体制を軸に参戦してきた。

 このうちシトロエンは本年限りでWRCから撤退。ヒュンダイはティエリー・ヌービル、オット・タナク、ダニ・ソルド、セバスチャン・ローブの4名を起用することを発表済みだ。

 TOYOTA GAZOO Racingはシトロエンを離れたオジエを迎えるほか、Mスポーツからエバンスを獲得。3人目には下位クラスを戦ってきた若手のカッレ・ロバンペラを招聘する。

 この結果、12月2日時点で2020年の参戦体制を発表していないのはMスポーツのみ。チームが投入する2台のうち、1台はテーム・スニネンが引き続きステアリングを握るとみられており、現時点で残るシートはエバンス離脱で空いた1席だけと言える。

 この最後の1席を巡っては、トヨタとの契約が終了したヤリ-マティ・ラトバラとクリス・ミーク、シトロエンでのシートを失ったエサペッカ・ラッピ、2019年はヒュンダイ陣営に所属したアンドレアス・ミケルセン、クレイグ・ブリーン、Mスポーツからスポット参戦経験のあるガス・グリーンスミスなどが争っているとみられている。

 また、2019年はシトロエンからWRC2プロに参戦した元Mスポーツドライバーのマッズ・オストベルグ、2019年はWRC最上位クラスへの参戦がなかったヘイデン・パッドンなどもシートを狙っていると噂されている。

 Mスポーツを束ねるマルコム・ウィルソンは、WRC公式サイト『WRC.com』に対し「多くのドライバーと話をしているが、今の時点でお伝えできることはない。2020年に向けてあらゆる可能性を精査している段階だ」とだけ述べている。


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