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ラリー/WRC ニュース [PR]

投稿日: 2019.12.10 12:24

TOYO TIRES、バハ1000をシリーズに組み込むオフロード選手権で4戦中3勝。2019年王者の足元を支える

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ラリー/WRC | TOYO TIRES、バハ1000をシリーズに組み込むオフロード選手権で4戦中3勝。2019年王者の足元を支える

 11月19~24日に行われた“世界一過酷なオフロードレース”『スコア・バハ1000』でTOYO TIRESがタイヤ供給するアラン・アンプディアが優勝。同じくTOYO TIRESを履くアンディ・マクミランも、バハ1000がシリーズ最終戦である『スコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ2019』でシリーズチャンピオンに輝いた。

 バハ1000は、メキシコのバハ・カリフォルニア半島を舞台に行われるオフロードレースで、本年で52回目の開催を迎えた伝統ある1戦。レースは半島を横断するように設定され、全行程800マイル(約1290km)で争われる。

 各選手たちは昼夜を問わず、レーススタートからコースを走り続け制限時間34時間以内のフィニッシュを目指す。

 コースには岩の多い山岳地帯や起伏に富んだ砂漠地帯なども含まれるため、ドライバーのテクニックや集中力、マシンの悪路走破性と耐久性、そしてタイヤにも高い走破性と安定性、耐久性が求められる。

 TOYO TIRESは、このバハ1000にアメリカの子会社『Toyo Tire U.S.A. Corp.』と、メキシコの子会社『NT Mexico S.De R.L.De C.V』を通じて参戦。全7名のドライバーにピックアップ/SUV用オフロードレーシングタイヤを供給した。

アンディ・マクミランの足元を支えたTOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T-R
アンディ・マクミランの足元を支えたTOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T-R

 今回バハ1000に持ち込まれたのは、ピックアップ人気が高い北米市場で支持されている『OPEN COUNTRY』シリーズをベースとしたオフロードレース用タイヤの『OPEN COUNTRY M/T-R』『「OPEN COUNTRY R/T-R』。これまでの技術的経験がフィードバックされており、トラクションやブレーキのパフォーマンスが高められているほか、悪路走破性の高いトレッドパターン、耐外傷性の高いタフネス構造などが採用されている。

アラン・アンプディアがドライブした10号車
アラン・アンプディアがドライブした10号車

 2019年大会はレーススタート直前の3日間に豪雨があった影響で路面コンディションが変化。一部エリアでは地面が水を含んだことで硬く引き締まりグリップレベルが向上したほか、ドライバーたちを苦しめる砂埃も例年より少なく、各ドライバーは比較的視界を確保できた状況でレースに臨んだ。

 優勝した10号車のアンプディアは、弟をコドライバーに迎えて、この800マイルの行程を16時間10分35秒879で走破して優勝。レースのスタート/フィニッシュ地点であるエンセナーダ出身のドライバーで初めてのバハ1000ウイナーとなった。

第52回スコア・バハ1000を制したアラン・アンプディア
第52回スコア・バハ1000を制したアラン・アンプディア

「最後はボディパネルがほとんど残っていない状態になったけれど、大きなトラブルもなく、クリーンなレースができた」とアンプディア。

「コースの砂も湿った状態で固まり、路面状況はパーフェクトだった。TOYO TIRESに感謝だね! 180マイル(約290km)ものセクションを終えてタイヤを交換したとき、まるで新品のような状態だったことには、とても驚いたよ」

「終盤のトップ争いを制し、地元エンセナーダにトップでたどり着けたことは本当にうれしい。バハ1000で地元ドライバーが総合優勝したのは初めてのことで、家族と一緒にその偉業を達成できたことを誇りに思う」

 このバハ1000は全4戦で構成されるスコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップの最終戦というポジションも務めており、シリーズチャンピオンが決まる1戦ともなった。

アンディ・マクミランの31号車
アンディ・マクミランの31号車

 ポイントリーダーとして大会に臨んだのは、第1戦、第2戦で優勝、第3戦で2位に入ったTOYO TIRESサポートドライバーのアンディ・マクミラン。完走すれば王座獲得という状況でレースをスタートすると、途中マシントラブルで4時間のロスを余儀なくされたものの、総合42位でフィニッシュし、チャンピオンに輝いた。

 この結果、TOYO TIRESは2019年のスコア・ワールド・デザート・チャンピオンシップ全4戦中3戦で優勝を飾ることとなった。

 マクミランは「毎回思うことだが、バハは本当にタフなレースで、今回も我々に試練を与えてくれた」とレースをふり返る。

「(同乗したドライバーの)ブライスが担当したセクションではクルマを横転させてしまい順位を落とした。また僕が担当したセクションでもミッショントラブルがあって交換修理に4時間も費やしてしまったよ」

「今年は雨が降ったおかげで砂埃が少なかったから、攻めの走りができた。優勝には手が届かなくてもシリーズチャンピオンを獲得するために、完走するべく気持ちを切り替えて最後まであきらめず走りきった」

「僕がステアリングを握っていたときもTOYO TIRESはパンクひとつなく、トラクションも最高だった。雨でもグリップは落ちなかったね。優勝争いをしていたら、タイヤのパフォーマンスをさらに発揮できたと思う」

 2019年のワールド・デザート・チャンピオンシップで4戦中3勝という結果を残したTOYO TIRES。タイヤメーカーとして王座防衛がかかる2020年シーズンは3月25~29日に開幕を迎える。

Sponsored by TOYO TIRES(https://www.toyotires.jp/


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