レッドブルは将来の活躍が期待される若手ラリーレイドドライバーを発掘・育成するべく、F1を頂点とするフォーミュラカテゴリーで展開しているジュニアプログラムを2020年からラリーレイド競技でも展開することをアナウンスした。
フォーミュラで展開されているレッドブル・ジュニアプログラムでは、セバスチャン・ベッテルやダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンといったチャンピオン獲得経験や優勝経験のあるF1ドライバーが誕生している。
レッドブルはこの若手育成プログラムをダカールラリーやシルクウェイラリーに代表されるラリーレイドでも展開。将来、世界トップレベルの大会で活躍できる若手ドライバーの発掘に取り組む。
このプログラムは『レッドブル・オフロード・ジュニアプログラム』と名付けられ、オフロードレース/ラリーレイド界の若き逸材を世界中から探し出すという。
オフロード・ジュニアプログラムではダカールラリーの二輪部門で5度優勝を飾り、シルクウェイラリーでは四輪部門で2度の優勝を手にしているシリル・デプレが指導役を務める。
「若手ドライバーには一切の隠し事をせずに話をしていくつもりだ」とデプレ。
「彼らからのどんな質問にも応えるし、僕が培ってきたドライビングやナビゲーションに関する知識、戦略の立て方、トレーニング法なども伝えるつもりだよ」
プログラムには2019年のダカールラリー覇者であるナッサー・アル-アティヤを輩出したオーバードライブ・レーシングも協力。バギータイプの『OT3 SxS』を使ってドライバーの育成が行われる。そのほかBFグッドリッチやKMCホイール、スパルコなどもプログラムをサポートする。
このプログラム最初の活動は2020年1月5日にスタートするダカールラリー2020となる見込みで、同大会には4台のOT3 SxSが投入される予定だ。マシンをドライブする若手ドライバーは12月17日に発表される。