レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.01.20 13:49

WRC:トヨタ、新体制で2020年初戦モンテカルロへ。マキネン「新しいラインアップで臨む興味深い1戦に」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | WRC:トヨタ、新体制で2020年初戦モンテカルロへ。マキネン「新しいラインアップで臨む興味深い1戦に」

 1月23~26日に行われる第1戦モンテカルロで開幕する2020年のWRC世界ラリー選手権。三冠獲得に挑むTOYOTA GAZOO Racing WRTにとってはドライバーを刷新し、セバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3名を起用して臨む初戦でもある。

 2019年シーズン終了からおよそ3カ月のインターバルを経て、ついにWRCの2020年シーズンが開幕する。最終戦に10年ぶりに復活するラリー・ジャパンを含む2020年WRCは、全14戦で争われる予定だ。

 そのシーズン開幕戦は、フランス・ギャップと隣国モナコを舞台としたラリー・モンテカルロ。初開催は1911年と世界でもっとも長い歴史を誇るラリーイベントでもある。

 戦いの舞台となるSS(スペシャルステージ)はターマック(舗装路)が舞台だが、山岳地帯のSSでは積雪がある場所や、路面が凍結しているような箇所もあり、ひとつのステージのなかでもコンディションがドライ、ウエット、スノー、アイスと刻々と変化していく。

 そのためドライバーに刻々と変わる路面状況の判断能力、それを見据えた適切なタイヤ選択能力が求められる。またSSスタート直前にコースを走り、最新のインフォメーションをドライバーたちに伝える“セーフティクルー”の役目も重要となる。

 2020年のラリー・モンテカルロは現地22日16時1分(日本時間23日0時1分)ごろに全長3.35kmのシェイクダウンが行われて走行がスタート。翌23日の17時(日本時間24日1時)にモナコ公国にあるアルベール1世埠頭を舞台にセレモニアルスタートが行われて開幕を迎える。

 セレモニアルスタート後、選手たちはフランスへ入り、山間部を舞台としたSS1~2を走行する。このSS1~2は現地20時過ぎにスタートするナイトステージだ。またSS1の“マリジャイ-ピュイミシェル”は1994年以来に組み込まれたステージとなっている。

 競技2日目の24日はフランス国内を中心に新ステージ“サン=クレマン-フリシニエール”を含むSS3~8までの6SSが行われ、競技3日目の25日もフランス国内を中心にSS9~12の4SSが行われる。

 SS12終了後、一行はふたたびモナコへ移動。最終日となる26日の走行に備える。その最終日はモナコを起点に競技が行われ、ラリー・モンテカルロを代表する“チュリニ峠”を含むSS13~16の4SSを走行する。

 SS16終了後は、ふたたびアルベール1世埠頭に移動し、ここでセレモニアルフィニッシュが行われる。ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージは13.36kmの最終ステージSS16に設定された。

 全16SS合計の走行距離は304.28km、移動区間(リエゾン)を含む総走行距離は1505.64kmだ。

事前テストでフランス国内を走行したトヨタ・ヤリスWRC
事前テストでフランス国内を走行したトヨタ・ヤリスWRC

■7度目の王座狙うオジエ「ヤリスWRCなら十分可能だと信じている」


関連のニュース