WRC世界ラリー選手権を戦うTOYOTA GAZOO Racing WRTは2021年シーズンに投入を予定しているGRヤリスベースの新型WRカーの走行テストを行ったことをチームの公式Twitterで発表。走行の様子を収めた動画を公開した。
ラリー競技の最高峰であるWRCでは、2022年からマシンにハイブリッドシステムを導入する新しい車両規則が導入されるが、チームはそれよりも1年早い2021年シーズンに新型のWRカーを投じるようだ。
そのベース車は1月の東京オートサロン2020で世界初公開されたGRヤリス。車両開発時からWRC参戦のベース車とすることが念頭に置かれた1台で、「世界で勝つためにトヨタが一から作ってきたスポーツカー」と謳われるモデルだ。
走行テストは2月7日にフィンランド国内で行われた。公開された動画では、カモフラージュ塗装が施された新型ヤリスWRCが雪上を走る様子が確認できる。ドライブしたのはチームのテストドライバーを務めるユホ・ハンニネン。
チームの公式Twitterでは、2021年登場の新型ヤリスWRCに「2017年にWRC復帰以降、学び続けてきたことと東京オートサロンで世界初披露したGRヤリスのキャラクターを盛り込んでいる」と言う。
? Today our test driver Juho Hänninen is testing the #YarisWRC design for 2021…
? It incorporates what we’ve learned since our return to the #WRC in 2017, and adds the character of the GR Yaris that was launched at Tokyo Auto Salon pic.twitter.com/FFiWzLJtVA
— Toyota GAZOO Racing WRT (@TGR_WRC) February 7, 2020