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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.02.17 17:35
更新日: 2020.02.17 14:03

WRC第2戦スウェーデンに出場したブリーン、MRFタイヤとジョイントしてヨーロッパ・ラリー選手権参戦

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ラリー/WRC | WRC第2戦スウェーデンに出場したブリーン、MRFタイヤとジョイントしてヨーロッパ・ラリー選手権参戦

 ERCヨーロッパ・ラリー選手権で通算5勝を記録するクレイグ・ブリーンが、インド国籍の企業であるMRFタイヤとジョイントして2020年シーズンに復帰参戦することが決まり、コドライバーのポール・ネイグルとともに、トップ・プライベーターのBRCレーシングが走らせるヒュンダイi20 R5をドライブすることとなった。

 2月13~16日に行われた2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンでヒュンダイi20クーペWRCをドライブしたブリーンは、2011年のWRCアカデミー、2012年のSWRCとふたつのサポートカテゴリーでタイトルを勝ち獲った経験を持つなど、国際レベルのドライバーとして活躍を演じてきた。

 2013年からはERCの本格プログラムを開始し、2年連続ドライバーズランキング3位を記録。2015年の同ランキング2位を足がかりにシトロエンのワークスチームに加入し、念願のWRC最上位クラス昇格を果たした。

 さらに2019年にはヒュンダイに移籍しWRカーで2戦にエントリーすると同時に、異なる4車種のR5車両(現ラリー2車両)で勝利を飾るなど、ドライビングの器用さと技術的な理解度の高さを証明。2020年のラリー・スウェーデンでは総合7位を獲得している。

 今後も「世界選手権での活躍がメインターゲットに変わりない」と語るアイルランド出身のブリーンだが、ERCでの経験と開発力、そしてスピードの観点から、インド発のタイヤメーカーは国際シリーズでの開発プログラムを継続する理想的なパートナーに指名。ヒュンダイのトップカスタマーでもあるBRCレーシングとともに、2020年は全8戦のERCイベントを戦う。

「MRFタイヤとともに、この冒険を始められることを喜んでいるし、とても光栄だ」と意気込みを語った30歳のブリーン。

「2019年も彼らのためにタイヤ開発の面に重点を置いて協力してきたが、今シーズンはヨーロッパ・ラリー選手権で本格的な開発プログラムを進められることを楽しみにしている。未経験の新しいイベントはもちろん、僕が過去に戦ったいくつかのラリーに戻ることは素晴らしい冒険になるだろうね」

ERCで通算5勝を記録するクレイグ・ブリーンは、久々のERCフル参戦でヒュンダイi20 R5のステアリングを握る
チームMRFタイヤは、インドのスタードライバー、ガウラブ・ギルらとともにラリーへの挑戦を続けてきた


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