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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.02.15 13:38
更新日: 2020.02.15 14:26

WRC:トヨタ、第2戦スウェーデン大会2日目は全車がトップ4入り。首位エバンスは「飛ぶような速さ」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、第2戦スウェーデン大会2日目は全車がトップ4入り。首位エバンスは「飛ぶような速さ」

 2月14日に行われた2020年WRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンの大会2日目。ワークスチームとして3台のトヨタ・ヤリスWRCを投じるTOYOTA GAZOO Racing WRT勢では、エルフィン・エバンスが総合首位、カッレ・ロバンペラが総合3番手、セバスチャン・オジエが総合4番手と3人全員が表彰台争いを演じている。

 スウェーデンと隣国ノルウェーを舞台に争われるラリー・スウェーデンは雪不足により当初のスケジュールが見直され、大会初日の13日(木)に競技区間の走行はなく、大会2日目の14日(金)にSS2〜4、8の計4SSが行われ競技初日を迎えた。

 この日は気温が氷点下まで下がったため、路面が硬く凍結。今大会専用のスタッドタイヤがしっかりと機能するコンディションとなった。

エルフィン・エバンスのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン
エルフィン・エバンスのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン
    

 そんなラリー・スウェーデンの競技初日に速さをみせたのは前戦のラリー・モンテカルロでも優勝争いを演じたエバンス。SS2、4でトップタイムを刻み、8.5秒リードの総合首位につけた。

 エバンスに続いて速さを発揮したのは、今大会がWRC最上位クラス2戦目となった若手のロバンペラで、ステージ優勝こそなかったもののSS2〜3でステージ3位、SS4でステージ2位に入り、一時は総合2番手につけてみせた。

カッレ・ロバンペラのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン
カッレ・ロバンペラのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン

 しかし、ロバンペラは首位エバンスと7.9秒差で臨んだSS8のスタート直後にある左ヘアピンでエンジンがストール。すぐに再始動したもののステージ17位に終わり、ひとつ順位を落として総合3番手で競技初日を終えた。

 それでもロバンペラは首位エバンスとは14.3秒差、総合2番手のオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)とは5.8秒差だ。

セバスチャン・オジエのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン
セバスチャン・オジエのトヨタ・ヤリスWRC/2020WRC第2戦スウェーデン

 前戦モンテカルロで総合2位に入ったオジエはコース出走順が早かったことも影響したか、エバンスなどには遅れを取ったものの、終始安定したペースで走行。トップと17.8秒差の総合4番手につけている。

 そのほかTOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムからラリー・スウェーデンに参戦している勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)も総合9番手で4SSを走りきった。

 今大会には昨年までトヨタのワークスドライバーだったヤリ-マティ・ラトバラもプライベーターとしてヤリスWRCで参戦しているが、メカニカルトラブルがあり大会全体をリタイアしている。

■総合首位につけたエバンス「速く走ろうとしながら、スムーズなドライビングを心がけた」


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