2月14日にSS2〜4、8の4SSが行われて、競技初日を迎えた2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデン。走行を終えた各ドライバーからコメントが発表されている。
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合6番手
「今日は走行順が1番手だったからトリッキーな状況だったが、ミスもせず、トラブルもなく走行できた。総合順位には不満だが、自分たちの走りと出せたスピードには満足している。これ以上のことはできなかった」
「最初のステージはとても順調だったが、続く2ステージはよりトリッキーになることが分かっていた。午前中は氷の層が薄く、ところどころでグラベルが露出していたから、後発のクルマはよりグリップを得ることができただろう」
「このラリーはとても短いから、大きくタイムを挽回することはできないだろう。でも、明日いい結果を手にできるようハードに攻め続ける」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合2番手
「順調な1日だった。コンディションはレッキ(事前の下見走行)のときと、とてもよく似ていたから、どのような状況に直面するか分かっていたんだ」
「スタートはそれほど悪くなかったよ。特に最初のステージ(SS2)のグラベルセクションでは、実際のところ、とてもうまくいった。マシン自体の感触はよかったけれど、路面が凍結している区間ではあまり自身を持てなかった」
「午前中最後のステージ(SS4)は、少々厳しいものになったね。事前にテストができたのは1日だけだったので、完全な自信を持つことができなかったが、自信は徐々についてくるものだ」
「初日を完走できたことに満足しているよ。これから今日学んだことをすべて分析して、明日はもう少しスピードアップすることを目指す」
●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ1総合7番手
「WRカーをまた走らせることができるのは素晴らしいことだ。(最後にWRカーをドライブした2019年の)ラリーGBから随分時間が経っているからね」
「今回は過去数年で経験したラリー・スウェーデンとは違った大会になっている。はるかに短いイベントになっていて、走るはずだった距離が大幅に短くなっているんだ」
「走行を重ねるにつれて、自信をつけていくことができた。余裕を持てるようになるまでに、いつも1〜2ステージかかるものなんだ。つねにWRカーに乗っている他のドライバーと戦っていて、スタートから全開でいくのは難しいものだ」
「ラリーをとても楽しめたし、1kmごとに自分が強くなっていくのを感じたよ。明日はさらに良い結果を出すことは難しいだろう。でも僕たちは確実に挑戦していく」