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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.03.04 18:43

元WRCドライバーのクリス・ミーク、5月にニュージーランド国内ラリー出場。マツダ2 AP4をドライブ

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ラリー/WRC | 元WRCドライバーのクリス・ミーク、5月にニュージーランド国内ラリー出場。マツダ2 AP4をドライブ

 ラリードライバーのクリス・ミークが、5月8~10日にニュージーランドで行われるラリーイベント『ラリー・ファンガレイ』に出場すると発表した。使用するマシンはマツダ2 AP4で、コドライバーはセブ・マーシャルが務める。

 WRC世界ラリー選手権で通算5勝を挙げているミークは、2019年はTOYOTA GAZOO Racing WRTの一員としてシリーズを戦い、ドライバーズランキング6位を獲得。しかし、チームが2020年に向けてドライバーラインアップを一新したことでシートを失った。

 トヨタ離脱後、ミークは自身のSNSアカウントに「WRCに一度さよならを告げる」と投稿し、シリーズからの引退を表明。今年に入ってからはダカールラリーの現場に姿をみせるなどモータースポーツ界とのつながりは維持していたものの、実戦には出場していなかった。

 そんなミークは3月4日にTwitterInstagramを更新し、5月にニュージーランドで行われるラリー・ファンガレイに出場することを発表。あわせて大会公式サイトでもミークの参戦が告知された。

 大会公式サイトによれば、ミークは2019年までコンビを組んでいたマーシャルとともに出場。キャリアで初めてニュージーランドのラリーイベントに参戦する。

 使用するマシンは、地元ニュージーランドの『フォース・モータースポーツ』が用意するマツダ2 AP4。同マシンはニュージーランドのモータースポーツ統括団体(ASN)による認証を受けた地域特認ラリーカーだ。

フォース・モータースポーツが2019年のラリー・ファンガレイに投入したマツダ2 AP4
フォース・モータースポーツが2019年のラリー・ファンガレイに投入したマツダ2 AP4
フォース・モータースポーツが2019年のラリー・ファンガレイに投入したマツダ2 AP4
フォース・モータースポーツが2019年のラリー・ファンガレイに投入したマツダ2 AP4

 フォース・モータースポーツは、このマツダ2 AP4を使って2017年のニュージーランド・ラリー・チャンピオンシップでタイトルを獲得している強豪でもある。

 ミークは大会公式サイト上に「これまでWRCで培ってきた経験を活かし、ニュージーランドでラリーカーを走らせることは長年の夢だった」とのコメントを寄せている。

「諸般の事情で、ラリー・ニュージーランドがWRCに組み込まれていたタイミングでシリーズに関わることができていなかったからね」

「幼いころ、ユハ・カンクネンやコリン・マクレー、リチャード・バーンズといったレジェンドたちがニュージーランドのステージを走る写真などを見ていたから、いつかニュージーランドを走りたいと思っていたんだ」

「だから(フォース・モータースポーツのオーナーである)アンドリュー・ホークスウッドから連絡をもらったとき、参戦を快諾したよ」

 このラリー・ファンガレイには、同じく元WRCドライバーのヘイデン・パッドンも出場を予定しており、WRC経験者のふたりによる総合優勝争いが予想される。

 しかしミーク自身は「ヘイデン・パッドンもWRCの第一線で活躍したドライバーだ。ただ僕にとっては、とにかく大会を楽しむことが第一目標なんだ」と述べている。

「ラリーを楽しみながら、各ステージを探求していきたい。ヘイデンに挑むつもりや勝とうという思いはないけれど、僕がどんなチャレンジにも100%全力で挑む人間だということは、誰もが知っているはずだよね」

 2020年のラリー・ファンガレイは、ニュージーランド北部のファンガレイを中心地として、約262kmの走行距離で争われるグラベル(未舗装路)イベントとして行われる。


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