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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.03.09 16:15

世界ラリークロス:初開催予定だったロシア戦がキャンセルに。2020年は全10戦で開催へ

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス:初開催予定だったロシア戦がキャンセルに。2020年は全10戦で開催へ

 3月6日金曜にスイス・ジュネーブで開催されたWMSC世界モータースポーツ評議会(ワールド・モータースポーツ・カウンシル)で、2020年シーズンのWorldRX世界ラリークロス選手権の最新スケジュールが承認され、当初シリーズの初開催が予定されていたロシアラウンドがキャンセルされた。あわせてシリーズとの併催で初年度を迎える電動選手権『Projekt E』も、ロシア戦がなくなり全4戦に減少する見通しとなった。

 かねてより開催に向けての不確実性がささやかれ、カレンダーリストでも“TBC”となっていたロシアのイゴラ・ドライブでの1戦は、7月18~19日にWorldRXとProjekt Eを含む全サポートシリーズが行われる設定だったものの、WMSCの会合により新トラックのレイアウトも明かされないまま正式にキャンセルが承認された。

 これによりサンクトペテルブルグ郊外にあるイゴラ・ドライブでの初開催は幻と消えたが、今回のWMSCではその週末の代替会場は発表されるに至らなかった。

 ロシア自動車連盟(RAF)の声明によれば、この決定は「シリーズのプロモーターとの長期にわたる交渉で、合意に至らなかった」のが理由だとされている。

「我々は、アスリートやファンに対する彼らの責任を認識し、競技をキャンセルすることを選択した」

「2019年12月に発表されたロシアでのWorldRXラウンドを保持するという最初の決定はFIAによって下され、その際にはプロモーターとトラック・ホモロゲーションの合意が条件だった」

「RAFとしては、レーストラックの準備が整っていることを確認し、役員と審査員のトレーニングレベルにより競争を高い組織レベルで開催可能だった」

「近い将来にも世界ラリークロス選手権のイベントを、この最新設備を誇るイゴラ・ドライブのレーストラックで開催できることを願っている」

 この結果、2020年のWordRXは4月18~19日のスペインRXを皮切りに、11月14~15日の南アフリカ・ケープタウンRXまでの全10戦で争われることになる。

今季から開幕予定のフルEVラリークロス選手権『Projekt E』も、全4戦に減少
ロシア・サンクトペテルブルク近郊の新設トラック、イゴラ・ドライブでの開催が予定されていた


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