レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.03.10 12:50

ERC:元ジュニア王者のマリアン・グリーベルが復帰。シトロエンC3 R5でフル参戦へ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | ERC:元ジュニア王者のマリアン・グリーベルが復帰。シトロエンC3 R5でフル参戦へ

 2018年のドイツ国内ラリー選手権王者であり、2016年、2017年と2年連続でERCヨーロッパ・ラリー選手権のジュニア王者に輝いたマリアン・グリーベルが、2020年のERCシーンにカムバックしフル参戦を表明。新たにフランスの名門サンテロック・ジュニア・チームに加入し、シトロエンC3 R5をドライブする。

 ERCジュニア(現ERC3)と、ERCジュニアU28(現ERC1)を2年連続で制した30歳のドイツ人は、2020年のFIA欧州格式選手権復帰に向け、まずは有効ポイント上限となる5戦のプログラムで2019年のERCチャンピオンチームに合流。シーズンを追うごとに、その予算規模に合わせてさらに複数のラウンドにエントリーする可能性も残している。

 そのグリーベルはERC卒業後の2018年には地元ドイツの戦線に復帰し、国内選手権を制覇。同年のWRC世界ラリー選手権ドイツ・ラウンドにはERCジュニア王者獲得プライズを利用してシトロエンDS3 WRCでトップカテゴリーに挑戦し、総合8位に入って4ポイントを獲得するなど、ドイツを代表するラリーストのひとりとなった。

「名門サンテロックは、これまでもクレイグ・ブリーンやアレクセイ・ルカヤナクといったスタードライバーと組み、ERCで大きな成功と経験を重ねてきた。そんな彼らは、僕に速いクルマを与えてくれるはずだと大いに期待しているんだ」と今季への抱負を語ったグリーベル。

「2019年の僕のプログラムとは対照的に、この2020年に向けては各ラウンドの前にテストを実施して、はるかに良い準備をしてラリーに挑むことができるだろう。だから、個人的にも素晴らしい結果が得られるはずだと考えている」

 2014年にERCデビューを果たし3戦に出場したグリーベルは、2016年のERC3チャンピオン獲得後にR5(現ラリー2)カテゴリーへとステップアップ。同年のR5デビュー戦となったERCキプロス・ラリーで総合2位に入ると、2017年には昇格初年度で即座にジュニア・クラウンを獲得するなど、その非凡な才能とスピードを披露してきた。

シュコダ・ファビアR5をメインに、プジョー208T16やヒュンダイi20 R5など多くのモデルをドライブしてきた
2017年から3年連続でタイトルを獲得。現在のドイツを代表するラリーストのひとりに


関連のニュース