2021年の開幕が予定されている電動SUVによるオフロードレース『Extreme E(エクストリームE)』に向け、ABBフォーミュラE選手権では“BMW i Andretti Motorsport”として参戦する北米の雄、アンドレッティ・オートスポートが参戦を表明。シリーズ6番目、そして初のアメリカ国籍チームとして、EVオフロード選手権の初年度シーズンに挑むこととなった。
モータースポーツ界のレジェンド・ファミリーであり、言わずと知れたマイケル・アンドレッティ率いる名門チームは、北米最高峰のインディカーシリーズでも数々の輝かしい戦績を残しており、インディ500で5勝、4度のチャンピオンタイトル獲得など、各カテゴリーで20年以上にわたってトップチームであり続けてきた。
そんなアメリカを代表する強豪は、アレハンドロ・アガグが創設した電動フォーミュラ・シリーズにも初年度からコミットし、現在はBMWとのタッグで優勝戦線に加わる活躍を演じている。
このアンドレッティ・オートスポートのエクストリームEチームには、2020年の10月にシリーズのワンメイク車両『Odyssey 21(オデッセイ21)』の納入が予定されており、その後まもなくしてEVオフロードカーのグループテストに臨む計画だ。
シリーズ創設者兼CEOのアガグは、この北米を代表するチームの参入発表に際し「レース界で真の実力を誇る名門アンドレッティ・オートスポートを、我々エクストリームEのシリーズに参加する最新のチームとして迎えられることを、本当に喜ばしく思う」と歓迎の意を述べた。
「彼らアンドレッティ・オートスポートは、我々のスポーツで長年にわたり成功を収め、どんなカテゴリーでも最高レベルで戦ってきた。チームはモータースポーツへの真の情熱を備えており、それは持続可能性への技術的挑戦や変化をいとわないチャレンジ精神を大いに後押しするものだ」と続けたアガグ。