世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているMスポーツのシート争いが熱を帯びてきている。
来季WRCに参戦するチームのうち、フォルクスワーゲンは現状のドライバーラインアップを維持。またシトロエンとヒュンダイもドライバー布陣を発表しており、ラインアップが確定していないのはトヨタとMスポーツのみだ。
そのMスポーツはレギュラードライバーのエリック・カミリとは2年契約を結んでおり、来季も継続起用することが確定済み。残るシートを狙っているひとりが、昨年までMスポーツでレギュラーを務め、今季は同チームからWRC2に参戦しランキング首位につけているエルフィン・エバンスだ。
「今年、僕はフィエスタR5のポテンシャルを100パーセント引き出してきたし、僕自身の力も示してきた」とエバンス。
「だから、WRC2で戦うのは今年で最後にしたい。来季、僕に残された選択肢はWRカーをドライブすることだけだ」
「今トップクラスで戦っているドライバーのなかには、僕より遅いドライバーも多くいる。チャンスはあると思っているし、いくつかオファーも受けている」
「ただ、残念ながら現時点で決まっていることはなにもないんだ」
■チームに近い人物はオット・タナク復帰を示唆
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています