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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.05.11 13:55

WorldRX:ダ・コスタやミカ・サロ、VASC王者参戦のeスポーツ第2戦はプロゲーマーが制覇

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ラリー/WRC | WorldRX:ダ・コスタやミカ・サロ、VASC王者参戦のeスポーツ第2戦はプロゲーマーが制覇

 WorldRX世界ラリークロス選手権の新生eスポーツ・シリーズ『World RX ESports Invitational Series』第2戦“Montalegre Edition(モンタリグレ・エディション)”が5月3日(日)に開催され、フランス出身プロゲーマー兄弟の長男クエンティン・ダロルモが初優勝。VASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーの元王者、SVGことシェーン-ヴァン・ギズバーゲンもデビュー戦で3位入賞を果たした。

 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により開幕延期中のシーズンに代わり、オンライン・ゲーミング・プラットフォームの『DiRT Rally 2.0』を採用した『WorldRX ESports Invitational Series』は、現実のカレンダーでも第2戦の開催地に予定されていたポルトガル、モンタリグレのトラックが舞台となった。

 直前に発表されたエントリーリストでは開幕戦と同様にモータースポーツ各界から大型ゲストが名を連ね、ABBフォーミュラE選手権レギュラーのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタや、元F1ドライバーのミカ・サロらが、WorldRX主要メンバーやSim界のトップドライバーたちに挑むこととなった。

 そんな豪華ゲスト参戦が実現するなか、圧巻のスピードを披露したのはプロゲーマー勢で、とくにプジョー208WRXをドライブしたクエンティン・ダロルモは2回の予選ヒートでともにトップタイムを記録すると、ポールポジションからスタートしたセミファイナル1でも完勝を果たす。

 勢いそのままファイナルに進んだクエンティンだったが、その眼前に立ちはだかったのは同じプジョーをチョイスした弟のキリアン・ダロルモで、もうひとつのセミファイナル2で最速だった実の兄弟は、ファイナルのスタートで飛び出すと兄を抑えて見事トップチェッカーを受けた。

 しかしレース直後に弟キリアンのジャンプスタートが判明し「20秒のタイム加算ペナルティ」が課されたため、兄のクエンティンが繰り上げで『WorldRX ESports Invitational Series』初勝利を手にする結果となった。

「この勝利には本当に満足している。今日は予選での連続トップタイムから、準決勝、決勝を制することができたんだから文句なく最高だ」と喜びを語ったクエンティン・ダロルモ。

「開幕戦カタルーニャは最悪のリザルトで、そのときも予選で最速だったにもかかわらず、準決勝の1コーナーでクラッシュしてポジションを取り戻すことが出来なかったんだ。だから今は本当に幸せな気分だ」と続けたクエンティン。

「弟のキリアンがジャンプスタートだったのは残念だね。ダロルモ兄弟でワン・ツーを飾れたかもしれないけど、それでも僕らファミリーには良い1日だったと言える。この素晴らしいイベントに参加してくれたみんなに感謝を捧げたい」

ファイナル直後に弟キリアンのジャンプスタートが判明し「20秒のタイム加算ペナルティ」が課されたため、兄のクエンティンが繰り上げで初勝利を手にした


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