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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.09.03 12:20
更新日: 2020.09.03 12:21

WorldRX第3戦/第4戦:クリストファーソン先勝。地元グロンホルムも今季初優勝

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ラリー/WRC | WorldRX第3戦/第4戦:クリストファーソン先勝。地元グロンホルムも今季初優勝

 開幕戦に続き連戦となった2020年のWorldRX世界ラリークロス選手権の第3戦、第4戦のダブルヘッダーがフィンランドのコウボラを舞台に8月29~30日に開催され、土曜は2017-18年王者ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)が全ヒート勝利の“クリーンスイープ”を達成し今季2勝目を挙げた。日曜はニクラス・グロンホルム(ヒュンダイi20 RXスーパーカー/GRXタネコ)が地元戦でシーズン初優勝を飾っている。

 隣国スウェーデンにあるラリークロスの“聖地”ホーリエスで迎えた2020年の開幕戦に続き、バック・トゥ・バックとなったシーズン第3戦は、開幕ウイナーでもあるクリストファーソンが予選ヒートから他を圧倒する速さを見せつける。

 前戦で勝利を分け合ったマティアス・エクストローム(アウディS1 RXクワトロ)や、そのチームメイトであるKYBチームJCのロビン・ラーソン(アウディS1 RXクワトロ)らを抑えて4つの予選ヒートすべてでトップタイムを記録すると、TQ(top qualifier)として挑んだセミファイナル1でも2019年チャンピオンのティミー・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー/チーム・ハンセン)を従えトップチェッカー。順当にファイナル進出を確定させる。

 一方、セミファイナル2で輝きを見せたのが地元ドライバーのユハ・リットコネン(ヒュンダイi20 RXスーパーカー)で、GRX SETチームから参戦する新鋭は予選を全体の4位で通過すると、ケビン・ハンセン(プジョー208WRXスーパーカー/チーム・ハンセン)やティモ・シャイダー(セアト・イビーザRXスーパーカー/ALL-INKL.COM ミュニッヒ・モータースポーツ)らを抑えてセミファイナル2を制圧。悲願のファイナルへと駒を進めた。

 すると6周の最終決戦で元王者に喰い下がったリットコネンは、唯一クリストファーソンに伍するスピードを披露し、通算22勝目を飾ったウイナーの約3秒後方でフィニッシュと健闘する。3位攻防戦を繰り広げたディフェンディングチャンピオンのティミーや、WRC世界ラリー選手権王者の血を引くニクラスらを従え、殊勲の2位表彰台を獲得した。

「本当に幸せだ。チームは最高だし、こんな好リザルトを残せるなんて予想もしてなかったよ。ファイナルでは全力でプッシュし続けたし、無線でトピ(WorldRXやGRCで活躍したトーマス・ヘイキネンの愛称)から情報を送り続けてもらって、それが本当に助けになったんだ」と喜びを語ったリットコネン。

土曜は2017-18年王者ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)が全ヒート勝利の”クリーンスイープ”を達成
開幕戦の不振から脱却し、地元ドライバーのユハ・リットコネン(ヒュンダイi20 RXスーパーカー)が殊勲の2位獲得

■王者を完璧に押さえ、うれしい母国ウイン


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