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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.11.13 17:16
更新日: 2020.11.13 17:17

WorldRX:ベルギー戦がキャンセル。グロンホルムのプロジェクトEデビューもスライドへ

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ラリー/WRC | WorldRX:ベルギー戦がキャンセル。グロンホルムのプロジェクトEデビューもスライドへ

 2020年WorldRX世界ラリークロス選手権の第9戦として予定されていた、ベルギーはスパ・フランコルシャンでの『World RX of Benelux』が、世界的な“第3波”到来に見舞われている新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のためキャンセルされ、2021年に延期されることが決定。このイベントと併催予定だった電動ラリークロス最高峰『Projekt E(プロジェクトE)』最終戦に出場予定だったマーカス・グロンホルムのデビューは、12月12~13日のドイツ・ニュルブルクリンク戦に持ち越されることとなった。

 現在、GRXタネコ・ワールドラリークロス・チームの代表として、シリーズで2台のヒュンダイi20 RXスーパーカーを走らせるグロンホルムは、11月21~22日開催のWorldRX第9戦スパ・フランコルシャンのイベントで、地元フィンランドのフェラータム・チームが走らせるSTARD製『フォード・フィエスタERX』をドライブする計画だった。

 すでにプロジェクトEは初年度の2戦を終え、スウェーデン・ホーリエスでの開幕戦はケン・ブロック(フォード・フィエスタERX)が、続くラトビア・リガでの第2戦はフランス出身のシリル・レイモンド(シトロエンC3 ERX)が勝利。

 このベルギーでの併催イベントがシーズン最終戦として催される予定だったが、3度の開催延期を経た末にラウンド自体がキャンセルとなり、プロジェクトE最終戦も12月12~13日のWorldRXドイツ・ニュルブルクリンク戦にそのままスライドされることが決まった。

 そのフェラータム・チームのマネージャーを務める元WRC世界ラリー選手権ドライバーのヤニ・パーソネンは、未来を見据えた電動カテゴリーでの“レジェンド”起用に際し「マーカスがヘルメットをかぶると、彼は間違いなく勝利を目指して走るはずだ」と、改めての期待を語った。

「彼は間違いなく、その仕事(勝利を獲得すること)を引き受けてくれると思っている。2度の世界ラリー選手権チャンピオンと欧州ラリークロス選手権の優勝経験者が、フェラータム・チームのマシンをドライブすることは、我々にとっても本当に大きな財産になることだ」と続けたパーソネン。

「それに、我々が世界選手権シリーズの電気自動車クラスに参加した最初のWRXチームになれたことも光栄だ」

地元フィンランドのFerratum Teamが走らせるSTARD製『フォード・フィエスタERX』をドライブする計画のマーカス・グロンホルム
「テストは3周”も”こなしたから完璧だ(笑)」とグロンホルム。電動車両の可能性を体験するのが狙いだ

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