2017年に世界ラリー選手権(WRC)へ復帰するTOYOTA GAZOO Racingを率いるトミ・マキネンは、初年度のドライバーにペター・ソルベルグやセバスチャン・ローブといったチャンピオン経験者の起用を検討しているようだ。
17年ぶりのトヨタWRC復帰を指揮するマキネンは、これまでセバスチャン・オジエやクリス・ミークなどの起用を試みたが失敗。来季に向けたドライバー探しが困難になりつつあることを認めている。
「ドライバーラインアップはチーム全体にとって重要な要素のひとつだ」とマキネン。
「しかし選択肢はあまり多くなく、現実的な考え方をする必要に迫られている。来年はある程度の妥協を強いられることになるかもしれない。少し発想を変える必要がありそうだね」
現在、WRCに参戦しているドライバーのうち、フォルクスワーゲンに所属する3名は来期以降の契約を有しているほか、前述のミークもシトロエンとの契約を延長している。ヒュンダイのティエリー・ヌービルとMスポーツのマッズ・オストベルグの2名は、チームとの契約が今シーズンまでとなっているものの、ヌービルはチームに留まる意向を示しており、現実的な選択肢はオストベルグのみだとみられている。