レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2020.12.02 07:30
更新日: 2020.12.02 02:28

ランキング首位のエバンス「ヤリスがターマックで速いことは知っている」/2020WRC第7戦モンツァ 事前コメント

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | ランキング首位のエバンス「ヤリスがターマックで速いことは知っている」/2020WRC第7戦モンツァ 事前コメント

 12月3~6日にイタリア北部のミラノ近郊で開催される2020年シーズンのWRC世界ラリー選手権第7戦モンツァに向けて、最高峰クラスに参戦するドライバーたちから事前コメントが発表された。

 新型コロナウイルスの影響を受け、シーズンカレンダーが大きく変更されるなかで進められてきた2020年シーズンのWRCもいよいよ最終戦。ベルギーとともに追加されるも、そのベルギー戦がキャンセルされたことで第7戦として実施されることになった『ラリー・モンツァ』が今季のフィナーレイベントだ。

 1978年に初開催されたラリー・モンツァはその名が示すとおり、モンツァ・サーキットが戦いの舞台となるが、今回初めてWRCの1戦として行われることでサーキットの外にもステージが設定され、ラリー3日目の5日(土)にはロンバルディア州ベルガモの北側に展開する山岳道路でもSSが行われることになった。
 
 4日間にわたって設定されたSSの総数は16。合計距離は241.14kmで、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は513.90kmに上る。競技は基本的にターマック(舗装路)で実施されるが、サーキット内のSSには一部グラベル(未舗装路)区間も存在する。
 
 そんなWRCモンツァで目下注目されるのはチャンピオン争いだ。第6戦イタリア終了時点でのドライバーズランキング首位は、111ポイントを有するエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)。
 
 これをチームメイトのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が97ポイントで追いかけ、さらにヒュンダイのティエリー・ヌービル(87ポイント)と、オット・タナク(83ポイント)がランキング3、4番手からの逆転戴冠を狙っている。
 
 一方マニュファクチャラー選手権では、前戦ワン・ツー・フィニッシュを決めたヒュンダイがトヨタを逆転し、7点差で首位に浮上。こちらは僅差なだけにドライバーズ選手権以上に予想が困難といえるだろう。

■Mスポーツ・フォードWRT

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)

「ラリー・モンツァをとても楽しみにしているよ。僕は2018年にモンツァにいて、多くの素晴らしい思い出があるんだ。WRカーで経験した、最高の思い出のひとつであることは間違いないね」

「今年はフォーマットが少々異なっていて、1日は山の中を走る。でもWRカーでサーキットで走らせるのも面白いと思うよ。パワーと空力のすべてを使って、コース上でマシンをドライブするのはすごく楽しいんだ」

「またあれを経験するのが待ちきれないよ。僕はキャリアをサーキットレースで始めたから、そのことが今年最後の好結果に挑戦する助けになることを願っている」

●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)

「クレイジーな年だったけれど、シーズン終了前にもうひとつのラリーがあるのはうれしいことだ」

「僕はモンツァ・ラリーショーに出たことはないが、自分のキャリアをサーキットレースで始めているから、このマシンがサーキットコースをどう走るかとても楽しみだ」

「僕たちは今年の1月のラリー・モンテカルロ以来、フィエスタWRCをターマックで走らせていないから、すぐにその感触をつかむ必要がある」

「でも、モンテでのフィエスタの感触は良かったから、ステージに向けて正しいセットアップをすれば、シーズンの終わりが本当に楽しいものになると思うよ」

●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)

「このようなイベントには出たことがないが、マシンに戻り、あのように歴史あるレーストラックでWRカーに乗り、自分が何をできるのかを見るのをとても楽しみにしている」

「モンテでのフィエスタWRCの感触はよかったから、土曜日の山岳ステージをたのしみにしている。ペースノートがとても重要になるからサルディーニャ以来、エリオット(・エドモンドソン/コドライバー)と長い時間を過ごし、改善に努めてきたんだ」

「また、サーキットに向けて万全の準備をするためにグッドウッドで1日を過ごしてきた。モンツァでアタックできるようにスタイルを適応させる必要があるからね」

「今シーズンを終える楽しいイベントになることを期待しているし、最高の調子で1年を終えることができることを願っている」

エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)
エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)

■次のページへ:ヒュンダイ・シェル・モビスWRT


関連のニュース