WRC世界ラリー選手権は12月6日、第7戦モンツァ競技最終日のデイ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合優勝を飾るとともに2018年以来2年ぶり、自身7度となるドライバーズチャンピオンを獲得した。そんなWRCモンツァの全日程を終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。
■Mスポーツ・フォードWRT
●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/総合4位
「この週末は調子が良かったし、自分たちのパフォーマンスには満足できる。ターマック(舗装路)イベントに戻ってこられたは良かったし、こうしたトリッキーなコンディションでも競争力を出せることが分かったのは好材料だ」
「物事はつねに僕たちの望むとおりにはいかず、かなり運が悪い時もあったけれど、自分のドライビングにはとても満足しているし、トップ集団のなかで戦えることを証明できた」
「今年を通して僕たちをサポートしてくれたみんなに、それからFIA、WRC主催者、イベント運営者がこの困難な時期にラリーを継続しシーズンを終えらえるようにしてくれたことに対し、大きな感謝を捧げたい」
■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/リタイア
「かなり特殊だったシーズンが終わりを迎えた。健康危機のために、1年の初めにみんなが予想していたようなチャンピオンシップにはならなかったかもしれない。でも僕たちは2度目のマニュラクチャラーズタイトルを獲るという目標を達成することができた」
「これはヒュンダイ・モータースポーツの誰にとって驚異的な結果だ。この勝利チームの一員でいられることをうれしく思うよ」
「金曜日にリタイアしてしまい、モンツァの週末は僕とニコラス(・ギルソウル/コドライバー)にとって計画どおりにはいかなかったが、最終的にタイトル獲得が実現した。チームメンバー全員のハードワークと献身に感謝している。祝う時が来たよ!」
●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合2位
「今日の最優先事項は、ヒュンダイ・モータースポーツのマニュファクチャラーズタイトル獲得を決めるために、ダニ(・ソルド)とともに確実にフィニッシュすることだった」
「(モンツァは木曜の)スタートの時点からとても困難なラリーだった。複雑なコンディションを耐えなければならず、(今日の)午前中のステージではその状態が続いて、道路はトリッキーで荒れていた」
「厳しい状況だったが、チームのための目標は達成した。そのおかげで今ではこの結果をみんなで祝うことができるよ」
●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合3位
「週末全体を通しての目標は、マニュファクチャラーズ選手権タイトルのために必要な結果を確実に出すことだった。信じられないほどトリッキーなイベントだったが、僕たちはそれを乗り越え、ふたたびダブル表彰台という結果を出すことができたよ」
「僕にとっては2位か3位かは重要ではなかった。僕たちが必要としていたのは、チームのために結果を足し合わせて出すことで、それをやり遂げることができたんだ!」
「これは激戦から得た結果だ。それはここモンツァだけでなく、モンテカルロ以降のすべてのイベントでも同じだった。チームは全力を尽くし、僕たちは2度目のチャンピオンシップタイトルをともに分かち合うことができた」