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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.01.09 14:42
更新日: 2021.01.15 10:53

WRC:ラリーGB開催断念。ベルギー・イープルの2021年カレンダー追加が決定

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ラリー/WRC | WRC:ラリーGB開催断念。ベルギー・イープルの2021年カレンダー追加が決定

 1月8日、WRC世界ラリー選手権は8月19~22日に開催が予定されていたラリーGBの開催がキャンセルされたことを受けて、新たにベルギーのイープル・ラリーを2021年のスケジュールに加えたと発表した。

 ターマック(舗装路)で行われるこのイベントは、1965年にスタートした伝統のラリーだ。新型コロナウイルスの影響で中止された2020年に続き、ふたたび世界選手権のスロットに入ったこの大会は8月に行われる予定で、無事に実施されればベルギーは35カ国目のWRC開催国となる。

 現役WRCドライバーでは、ヒュンダイのクレイグ・ブリーン、チームメイトで母国のヒーローであるティエリー・ヌービルが歴代ウイナーとなっているイープル・ラリーは、歴史あるグロテ・マルクトにサービスパークが置かれ、3日間に渡って競技が行われる。なお、開催日程については未定となっており、現時点では8月中とのアナウンスされている。

「イープルは、半世紀以上にわたってヨーロッパラリーの礎石となってきた」と語るのは、WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるヨナ・シーベル。

「イープルのWRCへの昇格は、今シーズンのもっとも厳しい挑戦のひとつをシリーズに提供するだろう。昨年、不幸にも中止を余儀なくされた後、チャンピオンシップがついにベルギーを訪問することをうれしく思う」

「狭いアスファルトレーンと、大きな溝が道路に沿って張り巡らされたトリッキーなコースの組み合わせは、暗闇のなかでのステージもあれば大きく天候に左右される可能性もあり、ファンに多くのスリルと感動を与えてくれるだろう」

 一方、シーベルは新型コロナウイルスの脅威レベルがふたたび上昇している今日、北アイルランドでのラリー開催に政府の支援を得ることの難しさを認めた。

「今年、WRCが北アイルランドの美しさを享受できないのは残念だが、パンデミックは世界経済に影響を与え続けている」

「だが、ラリーGBの開催に対する我々の熱意は依然として強く、2022年に向けた話し合いを続けていくことを楽しみにしている」と付け加えた。

2021年WRC改訂版スケジュール(1月8日発表)
2021年WRC改訂版スケジュール(1月8日発表)
ティエリー・ヌービル駆るヒュンダイi20 R5 2018イープル・ラリー優勝マシン
ティエリー・ヌービル駆るヒュンダイi20 R5 2018イープル・ラリー優勝マシン


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