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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.01.14 12:13
更新日: 2021.01.14 12:31

ダカールラリー:連日の波乱、二輪首位ホンダのコルネホがリタイア。四輪はアル-ラジがSS優勝

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ラリー/WRC | ダカールラリー:連日の波乱、二輪首位ホンダのコルネホがリタイア。四輪はアル-ラジがSS優勝

 1月13日、終盤戦に突入したダカールラリーは競技10日目の“ステージ10”が行われ、オーバードライブ・トヨタのヤジード・アル-ラジ(ハイラックス・オーバードライブ)が今大会2度目となるステージ優勝を飾り、総合15番手に浮上した。

 競技10日目用に設定されたコースは、西部のネオムからアル・ウラーに向かうアップダウンに富んだステージで、総走行距離は583km、内342kmが競技区間(SS)となる。

 ステージ7で2015年大会以来の通算2度目、母国では初となるステージ優勝を飾ったアル-ラジはこの日、総合優勝を争うTOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)と、Xレイド・ミニ・JCWチームのステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)の両名を従えるかたちでベストタイムをマーク。今大会2度目のステージウインを飾った。
 
 SS2番手となったトヨタのアル-アティヤとアル-ラジのタイム差は2分04秒。総合首位で同ステージ3番手に入ったペテランセルはそこから39秒遅れでのフィニッシュとなったため、総合でのギャップは微減にとどまり依然として両者の間には17分のギャップがある状況だ。

 四輪市販車部門8連覇を狙うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの三浦昂(TLC VDJ200)はステージ44番手タイムを記録し、総合順位をふたつ上げて39番手に。チームメイトのロナルド・バソ(TLC VDJ200)もステージ46番手/総合41番手と、こちらも順位をひとつ上げている。

 トラック部門の排気量10L未満クラス12連覇を目指して今大会に挑んでいる日野チームスガワラの菅原照仁(日野レンジャー)はステージ12番手でフィニッシュ。部門総合13番手/クラス首位につける。

 二輪部門では前日、総合2番手につけていたトビー・プライス(レッドブル・KTM・ファクトリーチーム/KTM 450ファクトリー)のリタイアに続いて波乱が起きる。前日まで2日続けて総合首位に立っていたモンスターエナジー・ホンダチームのホセ・イグナシオ・コルネホ(ホンダCRF450ラリー)が転倒、リタイアを喫したのだ。
 
 26歳のチリ人ライダーはステージの252km地点でクラッシュを喫した。その後、彼はふたたび走り出しフィニッシュ地点までたどり着いたものの、頭部に大きな衝撃を受けていたことからメディカルチェックを受けることとなり、ラリーからの離脱がアナウンスされた。

カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
カルロス・サインツ(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)
ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ステファン・ペテランセル(ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
総合6番手につけるジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)
総合6番手につけるジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)

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