フォルクスワーゲンは、今季限りでの世界ラリー選手権(WRC)撤退を発表しているが、2016年型ポロR WRCが来シーズンもWRCを戦う可能性が浮上している。
フォルクスワーゲンは、2017年シーズンに向けて開発していた新型ポロR WRCをプライベートチームに供給することは否定しているものの、現行型車両の供給に関しては、現在複数のチームやドライバーと交渉を進めていると明かした。
フォルクスワーゲン・モータスポーツのスポークスマンは「来シーズン、現行マシンを(プライベートチームに)レンタルできないか、現在議論しているところだ」と語る。
「我々には複数の選択肢がある。我々も協力してマシンを走らせるか、あるいは、プライベートチームにマシンを託すかだ。これに関しては議論を進める必要がある」
現行のポロR WRCは、来シーズンの新型WRカーのスピードには遠く及ばないとみられるが、プライベートチーム/ドライバー向けに新設される『プライベーターカップ』の参加者にとって、セバスチャン・オジエに4年連続王座をもたらしたマシンを走らせることは魅力的な選択肢と言えるだろう。
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