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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.01.28 13:30

エクストリームE:EVで復活した“ハマー”の名が新選手権参戦。GMCがチップ・ガナッシと契約

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ラリー/WRC | エクストリームE:EVで復活した“ハマー”の名が新選手権参戦。GMCがチップ・ガナッシと契約

 地球環境保全活動とその啓蒙、さらに男女平等と独創的な放映形態を採用する計画の新たな電動オフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』の初年度シーズンに向け、GM(ゼネラルモーターズ)の商用車、ピックアップトラック、SUV部門であるGMCが、1月26日付でChip Ganassi Racing(チップ・ガナッシ・レーシング/CGR)との複数年契約を発表した。

 2020年に世界初のフル電動“スーパートラック”として往年の名称を復活させた『GMC HUMMER EV(GMCハマーEV)』のイメージを活用し、独自のグリルやグラフィックス、ボディワークを備えた約550PSの電動マシンで2021年シーズンを戦うとアナウンスした。

 これまで紹介されてきたとおり、同シリーズ初年度に採用されるワンメイク電動SUV『ODYSSEY 21(オデッセイ21)』プロトタイプは、ABBフォーミュラE選手権でもシリーズ創生期に技術開発を担当したスパーク・レーシング・テクノロジーズ(SRT)と、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジアリング(WAE)が設計・製造を担うが、ボディワークに関してはフロントマスクなどある程度の領域でデザインの自由度が残されている。

 そのオデッセイ21はふたつのモーターがリヤに搭載され、最大出力は400kW(約544PS)を発生。最大勾配130%の路面においても1650kgの車体を約4.5秒で62mph(約100km/h)まで加速させることが可能な性能を有する。

 GMの北米パフォーマンス部門とモータースポーツ担当副社長であるジム・キャンベルは、このパートナーシップ契約締結に際し「チップ・ガナッシ・レーシングとともに、このエクストリームEでGMCハマーEVを走らせることほど、ショーケースとして相応しい例は他にないだろう」と喜びを語った。

「GMCハマーEVとエクストリームEシリーズは、どちらも従来の電気自動車の認識に挑戦し、その真の能力を発揮するために革新的な設計を採用している。その目指すべき方向性が完全に合致しているんだ」

 すでにドライバーラインアップを確定させているCGRだが、初年度に向け選手権初のドライバー発表となった女性X Gamesメダリストのサラ・プライスに加え、オフロード・レーシング・シリーズで通算101勝を誇る“帝王”カイル・ルデュックの起用をアナウンスしている。

CGRは、女性X Gamesメダリストのサラ・プライスに加え、オフロード・レーシング・シリーズで通算101勝を誇る”帝王”カイル・ルデュックの起用をアナウンス済み
合同テストにも参加したCGRは、双方のドライバーとも『ODYSSEY 21(オデッセイ21)』をドライブしている

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