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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.03.06 07:00
更新日: 2021.03.05 16:57

エクストローム率いる新生EKS JC、ラリー2規定『アウディA1クワトロ』を発表

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ラリー/WRC | エクストローム率いる新生EKS JC、ラリー2規定『アウディA1クワトロ』を発表

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権ならびに、WorldRX世界ラリー選手権王者でもあるマティアス・エクストロームは、2021年に向け新たに組織した新チーム、EKS JCで開発を続けて来たRally2(ラリー2)規定の新型モデル『アウディA1クワトロ』を公開。WRC2とWRC3への参戦をサポートするべく、南アフリカに拠点を置くRally Technic(ラリー・テクニック)社と協力し、FIA規定に準拠した車両として製作を進めるとアナウンスした。

 2016年に自らのチームを率いてWorldRXを制し、ワールドタイトルを獲得したエクストロームは、2020年にジョエル・クリストファーソン率いるJC Raceteknik(JCレーステクニーク)に加入してシーズンを戦い、チームの王座獲得に貢献した。

 2021年に向けてはその両者がタッグを組み、新たに“EKS JC”として再始動し、クリストファーソンがチームマネージャーに就任することが決まっている。

 このEKS JCでのWorldRX参戦に加え、ドライバーとして電動SUVで争われるエクストリームEへのチャレンジも決めているエクストロームは、WRC世界ラリー選手権第2戦のアークティック・ラリー・フィンランドにもエントリーし、シュコダ・ファビア・ラリー2エボでWRC3クラスで5位に入賞。そのプログラムと並行して、着々とこの新車両開発を続けて来た。

「新世代のアウディA1が発売されたとき、僕らはそれをベースに何かを作りたいと思っていたんだ」と、その開発動機を明かしたエクストローム。

「誰もが僕のラリーへの情熱を知っているので、チームとして新たなラリーカーを製作する方向性はすぐに定まったよ。すでにマシンは準備が済んでいて、あとはセットアップ作業に進むだけだ。テストである程度のマイレージを稼いで、情報を収集する必要がある」と続けたエクストローム。

元FIAジュニアWRCチャンピオンのエミール・ベリクヴィストが開発ドライバーを務めている
2020年は開幕直前にWorldRX復帰を決め、最後までドライバーズタイトル戦線に絡んだマティアス・エクストローム

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