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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.03.18 12:36
更新日: 2021.03.18 12:37

エクストリームEの公式リザーブ兼コースアドバイザーに、元DTM王者シャイダーが就任

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ラリー/WRC | エクストリームEの公式リザーブ兼コースアドバイザーに、元DTM王者シャイダーが就任

 地球環境保全活動とその啓蒙、さらに男女平等と独創的な放映形態を採用する新世代の電動オフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』シリーズは、この4月に迫った初年度開幕を前に“ジョーカー・ドライバー”と呼ばれる新たなポストを創設。その2名のうち最初のドライバーとして2008、2009年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオンであり、WorldRX世界ラリークロス選手権にも参戦するティモ・シャイダーを指名した。

 参戦チームアナウンスにも先駆け、シリーズは公式に“ドライバーズ・クラブ”と銘打って、事前参戦枠のように有力提携ドライバーのアナウンスを行ってきたが、今回シャイダーが担う役割は、実際にレギュラー勢で欠員が出た際にリザーブとして代役参戦するかたわら、エクストリームEのレースコースの設計にも貢献することになるという。

 前述のとおりDTM2冠の肩書きを持つシャイダーは、2010年にル・マン24時間にも参戦して当時のGT2クラスで表彰台を獲得。さらに、スパ24時間での勝利やニュルブルクリンク24時間でのクラス優勝に加え、WorldRXでの表彰台、WTCR世界ツーリングカー・カップ参戦など多彩なキャリアを誇っている。

 エクストリームEのチーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるジェームス・テイラーは、こうしたシャイダーの持つさまざまな地形、マシン要件、環境条件に合わせてドライビングスタイルを適応させる能力は「この新しい選手権で期待する役割に不可欠な能力」だと評した。

「ティモはモータースポーツにおける片方の地平から反対側の地平、つまりサーキットからクロスカントリーまで、あらゆる路面や地形、コンディションで戦ってきた貴重な経験を持っている。我々がレースコースの設計で助言を求めるのに最適な人材だったんだ」と、今回の抜擢要因を語ったテイラー。

GTやツーリングカー、そしてラリークロスなど、マルチな才能を発揮してきたシャイダーは、コース設計のアドバイザーも務める

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