ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.04.08 11:18
更新日: 2021.04.08 11:27

GRヤリス投入のNUTAHARA Rally teamがシェイクダウンを完了/全日本ラリー


 4月7日、今シーズンのJRC全日本ラリー選手権JN-1クラスにトヨタGRヤリスを投入して参戦するNUTAHARA Rally teamが、3月末に実施した『ADVAN KTMS GRヤリス』のシェイクダウンテストの模様を収めた動画をチームのYouTubeチャンネルで公開した。

 27年もの長期にわたってミツビシ・ランサーエボリューションのステアリング握り、現在まで第一線で活躍してきた奴田原文雄。既報のとおり全日本ラリー9冠の“レジェンド”は、長年ランサーを走らせてきたタスカ・エンジニアリングの活動終了にともない、自らの名を冠したNUTAHARA Rally teamを設立し2020年シーズンに挑むことになった。

 その新チームでは『Born from WRC』のキャッチコピーで知られるトヨタGRヤリスを競技車両として選択。スバルWRX STI勢が強さをみせるなか今季は世界基準のR5カーも参戦するシリーズ最高峰のJN-1クラスに挑戦する。

 そんなNUTAHARA Rally teamは第3戦唐津で迎える実戦デビュー向け、3月30日にアドバンカラーに彩られた『ADVAN KTMS GRヤリス』のシェイクダウンテストを実施した。ただし、この日の走行はエンジンやECU、ブーストはノーマル状態だったといい、テストの主眼はダンパーのセットアップに置かれていたという。

 NUTAHARA Rally School出身の若手、東駿吾をコドライバーに迎えて全日本選手権にカムバックする奴田原はテスト後、「なかなかいいタイムが出たので、すべてがノーマルだと思えば、GRヤリスのポテンシャルはかなり高いんじゃないかと思う」と語った。


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