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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.04.16 18:44
更新日: 2021.04.16 18:45

「ヤリスWRCはターマックで非常に強力」選手権首位のトヨタ、WRC初開催クロアチアでの優勝目指す

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ラリー/WRC | 「ヤリスWRCはターマックで非常に強力」選手権首位のトヨタ、WRC初開催クロアチアでの優勝目指す

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRT(TGR WRT)は4月22~25日、東欧のクロアチアで開催される2021年シーズン第3戦『クロアチア・ラリー』に、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組の、3台のヤリスWRCで挑み、今季2度目の総合優勝を目指す。

 在籍2シーズン目を迎える3人のドライバーと、カラーリングを一新したトヨタ・ヤリスWRCでラリー競技の最高峰WRCを戦うトヨタ。ヤリ-マティ・ラトバラ率いるチームは、オジエが圧倒的な強さを披露して優勝した開幕戦モンテカルロ、続く第2戦アークティック・ラリー・フィンランドの序盤2戦を順調に戦い終え、マニュファクチャラー選手権で首位に立っている。
 
 また、ドライバーズ選手権では20歳のロバンペラがWRC史上最年少でポイントリーダーに立っている他、先輩のふたりも次世代のエースから8ポイント差の選手権3位、4位につけている。
 
 そんなTGR WRTが迎える第3戦の舞台は東欧クロアチアだ。同国でWRCで開催されるのは2021年が初めて。そのステージはフルターマック(舗装路)で、道幅が広く流れるような中高速コーナーが続くセクションや、狭くツイスティなコーナーが連続するテクニカルなセクションなどバリエーション豊かなのが特徴だ。

 その一方、路面はフラットでスムーズなところもあれば、舗装が古くなり荒れているところもあり、ドライバーもクルマもさまざまなコンディションに柔軟に対応しなくてはならない側面を持つ。

 22日(木)に開幕するラリーの中心となるサービスパークは首都ザグレブに置かれる。走行は22日朝のシェイクダウンから開始され、競技は23日(金)からスタート。初日はザグレブの南西エリアで4本のステージを走行する。
 
 翌24日(土)も引き続き同じエリアに設定された4本のSSで争われる。この日の走行距離は121.92kmとなり、これは今大会最長だ。最終日は25日(日)はザグレブの北側で日中のサービスを挟むことなく4本のステージを実施。最終SS20はトップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーにボーナスポイントが与えられる“パワーステージ”となっている。

 3日間にわたって争われるラリーのSSは全20本で、その合計距離は300.32kmに上る。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は1279.87kmだ。

「良い形でシーズンをスタートできて非常に満足しているし、この調子を保ち続けたいと思っている」と語るのは、選手権リーダーとしてこのクロアチア・ラリーを迎えるロバンペラ。

「ドライバー選手権をリードしてはいるけれど、プレッシャーは少しも感じていない。まだ2戦しか終えていないし、この先長いシーズンが待っているからね。もちろん、現時点でこの位置につけているのは素晴らしいことだが、この先も戦い続けるためには努力しなければならないんだ」

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