ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.05.13 11:25
更新日: 2021.05.13 11:33

【動画】ヒュンダイ、開発中の2022年WRC参戦車両をショートムービーで先行公開


 ヒュンダイ・モータースポーツは5月12日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権に投入される新型ラリーカーを一部公開。SNSに投稿されたショートムービーにおいてカモフラージュカラーをまとった“ラリー1”規定車を先行披露している。

 WRCのトップクラスで、トヨタとMスポーツ・フォードを相手に戦いを繰り広げているヒュンダイ。ドイツにファクトリーを置くチームは現在、2022年から採用されるハイブリッド搭載の新しい車両規定に基づく新型ラリーカーの開発を進めている。

 現行の1.6リットル直列4気筒直噴ターボエンジン(GRE)はそのままにコンパクト・ダイナミクス社の共通ハイブリッドシステムの搭載、パイプフレーム構造の導入やアクティブセンターデフの廃止など、さまざまな変更がなされる新規定のラリー1マシンについては、すでにMスポーツ・フォードが新型車両を披露済み。ベース車や車名は明かされていないものの、走行テストを重ねている段階だ。

 一方、今回カモフラージュ柄が施された新型マシンを3本のショートムービーで一部公開したヒュンダイも、先週発表されたティエリー・ヌービルとオット・タナクとの契約延長の際に「まもなくヒュンダイi20 Nをベースにしたプロトタイプがテスト段階に入る予定である」と説明しており、近い内に走行テストを開始するものと考えられている。


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