FIAでラリーディレクターを務めるヤルモ・マホネンは、2016年の世界ラリー選手権(WRC)で採用した出走順規定が誤ったものだったと認め、現地水曜日に行われる世界モータースポーツ評議会(WMSC)で改定を行うと語った。
16年の出走順規定では、チャンピオンシップリーダーが大会を通してタイムの出にくい先頭走者を任された。そのため優勝争いに絡む場面が少なくなり競技の魅力を損ねるとして、シーズン中から度々、関係者から批判を受けていた。その一方で、この規定によって今年は計6名ものウィナーが誕生したという側面もある。
また先日には、FIAが批判の声を受けて17年シーズンに規定を改定すると報道されている。新しい出走順規定ではポイントリーダーは競技初日のみ先頭走者を任されるようになるという。
マホネンは「規定の変更を進言したのは私なんだ。今年採用したものはやりすぎだったからね」とコメントしている。
「WRCに参戦しているすべてのドライバーと話をした。(規定変更は)難しい決断ではなかったよ。どのドライバーも受け入れると話してくれたからね」
「我々が今年採用したものは、当初の目標とはかけ離れた方向へ向かってしまった」
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